いわゆる盆の時期からずらして月命日も兼ねて初盆のお経をあげて頂いた。今回は四十九日と異なり、ご住職は月命日供養と同じ簡易な法衣だった。時間も短かった(これは事前に伺っていた)。朝だったのでお布施2万円とお車料5千円をお渡しした。車料まであるとは思っていなかったような取り方だった。
次の一周忌の日程は私の都合を鑑みて来年ご相談で決めるということになった。
無事終わった初盆ではあるが、前日慌てた。廻り焼香用の香炉を準備していなかったのだ。四十九日では葬儀屋さんの御好意で貸して頂いていたために、すっかり忘れていた。お店が閉まる直前に駆け込んで一式揃えることができた。とんだ恥を掻くところだった。
想定の倍以上の人が弔問に来られた葬儀時と違って、初盆は予想外に少なかった。家族関係者を除くと父方が4人、母方が2人。母方の来訪が少ないのには訳があり、葬儀のあと、叔父が病いで倒れて入院したためだった。下手するとそのまま葬儀になる一歩手前だった。実は今年初めにも母の弟が1人他界しており、初盆は2つだったのである。母方にとってはまさに厄年と言うべき状況。
意外だったのが、30年以上前の父のお知り合いの方。葬儀前にもすぐに駆けつけて遺体を前にご弔問頂いていた。今度は奥様(葬儀の時は入院されていた)もご同行されて、ご焼香頂いた。遠く離れたところからわざわざ来ていただいた。対応したのは父だけだったが、感謝の念に堪えない。父もお知り合いがここまで供養に来られるとは全く思っていなかったという。
一方、ご近所で父が葬儀に出向き、香典を差し上げても一切、弔問に来られない人も何人かいる。別に体が悪い人たちではない。こういうときに人柄が出るとはよく言われる。
なお、今回もご香典、お供え物、お線香などを新たに頂いたが、小額なこともあってお返しはしないということにした(香典返しを省くよう小額にと気遣われたようだ)。
これから寒くなる。仏壇を父が毎日の供養がしやすいよう、温かいリビングに移して母の初盆は終わった。