別のスポーツでサイトをお持ちの方とたまにメールでやりとりをする。その方の日記に今回の原発事故についていろいろな批判が上がっているが、審査や運営の中身も知らずにただ単に今回の結果だけで批判していて表層的であることを強く指摘していた。
その方は文系でどう考えても一般的には原発とは関係がないようなので、家族なり仕事先の関係者だろうと推測、伺ったところ、経産省の原発開発関連の業務を海外との橋渡しをしていたことがあるとのこと。日本は国際基準でよしとしない部分が多く(だから、今の日本の技術による繁栄が何とか残っている)、IAEAの基準よりはるかに厳しい基準を要求し、海外先からはかなりいぶかしく思われていたとのこと。
それだけのことをしていてもこの状態になった、所詮、人間の想像域でしかないということが、今回の震災は示していることになる。
大きな地震は原発のある地域にもこれまで何度かあり、今のところ、地震が元で原発が廃炉に持ち込まれたことはただの一度もない(日立の原発のエンジニアだった大前研一氏はこの点は評価している。電力会社のメーカーへの横柄さに嫌気がさして、原発御用聞は御免と日立を辞めたと聞いている)。こんな実績は他国にはない。被災者は多く、しかも放射線との闘いは今後長きにわたって続くだろうが、批判するのはよいとしても、もう少し技術的面、社会的影響面、国際的面など全体的バランスを見ながら、しっかり調べて妥当な発言をしてもらいたいものである。
国民は政府をあまり信用していないが、メディアもその登場者も信用しなくなっている。