『ポジティブ思考』というと、「何でもプラスに考える」、「ネガティブな考えは捨てる」と教えられます。

でも、この考え方は、誰から教わることなく、元来楽観的に考える習性のある人の考え方であって、元々こうした思考法を習性としていない人に、こうした考え方を、教わった日から「やりなさい」と言われても、なかなかできるものではありません。


この考え方を身につけるには、それを指導する人が横にいて、常に指摘してくれないと上手くいきません。

実際、例えば、ある事象が発生して、それは自分にとってはマイナスの出来事だったとします。でも本人は「このことをプラスに考えよう。そうだ、これは自分が学ぶための1つのきっかけだ。あ~よかった」と思い込もうとします。でも、内心、心のどこかで「あっマズイ事が起きたな。嫌だなぁ」と思っている部分があるのですが、この氣持には向き合わずに、無理やり無視しようとします。


一応、このマイナスの氣持ちは、表面上はごく小さくなり無視できるほどになりますが、心のどこかに引っかかっているんですね。


そして、次に進んでいくと、また自分にとってマイナスな事件が起こります。それでも「いやいや、これも学習だ。いい経験じゃないか」といってプラスに考えますが、実際の氣持は穏やかではありません。

そして、この事が何度か続いて起こると、最終的に「どうしてこんなに上手くいかないんだ。プラスに考えても、悪い事ばかり起こるじゃないか!」となってしまいます。


ちょっと大げさな例で恐縮ですが、大体こんな風なことが起こると、プラス思考への自信が揺らぎます。そして、元の思考法に戻るという結果になるんですね。


程度の差はあれ、ポジティブ思考を志して途中で挫折するのは、大体こんな感じです。

どうしてポジティブ思考が上手くいかないかというと、この例え話でいえば、マイナスの考え方を無視してしまうことに最大の原因があります。


そして、心から納得していないにもかかわらず、プラスに考えようとしている点です。

オプティマル思考の特徴は、マイナス(ネガティブ)な思考を無視して、無理やりプラスの考え方を持とうとしないことです。


オプティマル思考では、マイナスな事象に対し、それを深く追求する形をとります。


例えば、何か上手くいかないことが起こったとき、次のような質問をします。


1. 自分はこれがネガティブな出来事だと思っているが、本当にこれはネガティブな事なのか?

2. これにより自分や進行中のプロジェクトが受ける損害は何か?

3. それは本当に重大なのか?

4. それは修復不可能な事か?

5. この状況を、よい方向に持っていくにはどういった策が考えられるか?

6. 状況を打破するいくつかの策があるけど、ベストな策は何だろう?

7. どうしてそれがベストなのだろう?

8. これにより解決できたら、どんなメリットがあるだろう?

9. そのメリットは、自分やプロジェクトにとって本当に望ましい事だろうか?

10.この策は、実現可能か?

11.その策の実行のために必要な事は何か?誰かの助けが必要か?


と、このようにネガティブな事に正面から望み、そのネガティブな状況をいかにして、自分にとってより改善された良い方向へ持っていくかを考えていく思考法をとります。


そしてポイントは、質問の内容です。状況を打破する適切でベストな解を導き出すための設問を自分に投げかけること。昨今『質問力』が日本で注目されていますが、オプティマル思考は、自分に対する質問力といえます。


こうした設問に明確な回答を示していくと、状況を好転していくプロセスが明確になり、また自信を持ちます。そして最終的に「よかった」とプラスの思考を導き出す事が可能になります。

当然、この時のポジティブな発想は、無理やりではなく、自分が心から自信を持って、感情の部分で納得した考えなので、より力を持つのです。


本来のポジティブ思考も、このオプティマル思考と同じであると考えます。オプティマル思考も最終的には、ネガティブな事象をプラスに置き換えていくことに変わりはありません。


ただ、その教え方、伝え方がネガティブを排除して、つまりネガティブな要因の追及のステップを飛び越えてしまって、プラス発想を持たせるように教えているため、多くの人が思うような結果を出せずにいたのではないでしょうか。


エネルギッシュな自己啓発のセミナーで有名なアンソニーロビンズは、「人生の質は、自分とのコミュニケーション能力にかかっている」と言いました。


あなたもネガティブな局面から、逃げ出すのではなく、正面から向き合って、オプティマル思考で、それを解決してください。そうすれば、どんなネガティブな状況も打破することができる事に氣づくでしょう。

そうすると自信がつきます。そして自然にポジティブ思考ができるようになります。


このオプティマル思考については、折を見てこの虎の巻や他のレポートの中で、紹介していきたいと思います。


オプティマル思考は、いろんなことに応用できますからね。もちろんインターネットマーケティングも同様です