ABELOG#21 サンダマッダレーナ ヨーゼフマイヤー | bar&enoteca implicito,osteria splendido

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恵比寿駅から駒沢通りを六本木通り方面に向かうと
左手に見えるバール&エノテカ インプリチトと
地下にあるオステリア・スプレンディド。
このブログではオススメのワインやメニュー、
スタッフの日々雑感を毎日発信しています。

こんにちは

台風がきたり
急に12月末並の冷え込みを見せたり
どうしてしまったかと言うような一週間でした
復調しましたがカンロの梅のど飴が手放せない
私です

そうした事もあり突拍子もないフリになりますが

ものすごく個人的な感覚ですが
葛根湯っておいしいと思うんです
唐突ですいません…
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(色々ある中でもこれがおいしくて気に入っています)


余韻の黒いスパイスのタッチとかが好ましいんだと思います
それがずっと口中を支配すると不快なんですが
(イタリアで売っているリクリツィア=甘草のキャンディがそうなんですが)
ほろ苦く香ばしいスパイスのタッチがふんわり流れてゆく (´ー`)。ο ○
葛根湯を服用するときの個人的な楽しみを
営業中、このワインに見いだしてしまいました・・・

という今週のオススメです
(勿論葛根湯のお苦手な方にもお楽しみ頂けます)



St.Magdalener Classico

2006 Josephs Mayr



1629年より、10代に渡って受け継がれてきた歴史あるワイナリー。
造っているワインはいずれもアルト・アディジェでも

群を抜く品質を誇りますが、
特にラグレインの第一人者としてその名を知られています。


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ヨーゼフマイヤーと奥様

顔立ちがもうゲルマンな感じですね



アルト・アディジェ地方、ボルツァーノの盆地の東端、
イサルコ川とエガ川が合流する地区に醸造所は位置しています。
ミネラルに富んだ土壌と穏やかな気候に恵まれ、
徹底した収量制限のもとで育てられた、

優れた葡萄からワインは造られます

カンティーナはヨーゼフの代になってから、本格的にハイ・クオリティを目指すワイン造りに転換し、1987年から地場消費用ワインから瓶詰めワインに移行しました。 

彼は醸造コンサルタント等にアドバイスを聞くこと無く

代々伝わるお爺さんの教えを参考にワインを造ります。

彼自身の手による独自性の高い

醸造に関しても、6種類の酵母を使い分けたり、

温度ショックを起こして

(醸しの時に5日目に温度を下げてショックを与える!!)

醸造させる方法など彼独自の方法が詰まっております。
また、20年前からは、農薬を出来るだけ使わないように、

各樹木の根元にペットボトルの空き瓶を巻き付け、

定期的に上下して、除草剤を撒かなくてよいようにしてあったりと

独自性の高い工夫が随所に見られます



ラグレインをアマローネ方式で拵えた「ラマレイン」で一世を風靡している

ヨーゼフマイヤーですが

こういった工夫の数々は地元消費を意識せざるを得ない

サンダマッダレーナにも十二分に投入されています


秋冬のついつい茶色くなる料理を
確実に美味しくするであろう
茶色のスパイスの香ばしいニュアンスは
スキアーヴァのもつ典型的なキャラクターですが
それをしっかりと包み込むと言うよりも
もっともっと積極的に

横四方固めで押さえ込むような野苺の鮮烈な
強い果実のタッチが
高次元でバランスを取っています
(こういう要素を葛根湯に見いだしているんでしょう。自分は)


どんなに集中力を持ったシリアスな生産者であっても
サンタマッダレーナである以上
渋みのない流れるようななめらかさと透明感が
要求されるのですが
シリアスかつ集中力みなぎる味わいでありながら
そうした軽い抜けと透明感も併せ持っている点は
とてもすばらしいと感じます


どうやらオーナーをはじめ

風邪が蔓延気味です

こんなところのスペディーレは全くもって必要ないんですが

減俸されたらどうしよう・・・・・ TーT)m 


SEIJI ABE