今回はアペリティーボの定番『プロセッコ』についてお話します。
プロセッコは葡萄品種名です。北イタリアのヴェネト州トレヴィーゾ県、ドロミテ山塊がヴェネツィアに向かって傾斜し、しまいにはアドリア海へと繋がりますが、ちょうどその傾斜が始まったばかりの丘陵地がプロセッコの故郷。
他所では見かけることのない全くこの土地固有の葡萄です。コネリアーノからヴァルドッビアデネにかけての15か村。ピアヴェ川より北側の標高50~500mに位置する4500haの葡萄畑がDOCプロセッコに認定されています。

ボトルの中で二次発酵を行うことで香味に酵母由来の香ばしさを加えたシャンパーニュやカバに比べ、大きなタンクで二次発酵を済ませるプロセッコは葡萄由来のデリケートなフルーツのアロマが活きています。そして何より手頃な価格がうれしいスパークリングワインです。
プロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドビアデーネのDOCが、2009年ヴィンテージからDOCGに昇格して、近年ますます需要が高まりそうな予感がします。
プロセッコにも残糖分の多寡で「ブルット(0~15g/リットル)」「エクストラ・ドライ(12~20g/リットル)」「ドライ(20~35g/リットル)」という3つのタイプがあります。
DOCプロセッコの西端にあるヴァルドッビアデネは急峻な地形で、南東端のコネリアーノには比較的傾斜の緩やかな畑が多い。生産者の多くはヴァルドッビアデネに集中しています。

ヴァルドッビアデネのすぐ近くに、とりわけ日当たりのよい急峻な丘陵があり、その名をカルティッツェCartizzeといいます。
総面積106.8haのカルティッツェは、DOCプロセッコの中で最も秀でた区画で、DOCスペリオーレ・ディ・カルティッツェの表示を許されている。
カルティッツェはいわばプロセッコのグランクリュともいえるDOCで、ここに140軒の栽培者が小さな区画を持ち、50もの醸造所がプロセッコ“カルティッツェ”を造っています。
プロセッコは、とてもデリケートなフルーツ(洋梨、リンゴ、白桃など)や白い花のアロマとクリーミーな泡立ちのスパークリングワインです。
プロセッコ種を85~100%の割合で使用すべしと規定しています。プロセッコ以外に使用できる葡萄は、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネ。この他に土地固有の品種ヴェルディソ、ビアンケッタ、ペレーラ、プロセッコ・ルンゴの使用も認められています。
インプリチトはソレッレブロンカのプロセッコ¥800です。
クラッシックでドライな味わいです。
是非ご賞味ください。
YOSHIKI UEDA