なぜZigbeeはIoT分野の主役になるのか? | 無線LANオタクのつぶやき:spectrum-tech

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無線LAN関係の状況などをコメントしてゆきます。たまに、無線全般に書いてゆきます。見える化、脆弱性、セキュリティなど

1.はじめに

 現在IoT分野における無線の技術はいろいろと出てきております。弊社がZigbeeを押す理由を説明したいと思います。少し偏向した内容になっているかもしれませんがご容赦ください。

 

2.Zigbeeの位置づけ

通信速度と費用の図です。コスパはZigbeeが一番よいと考えてます。IoTにおける無線の代表格はNB-IoT、Wi-sun,Zigbeeだと思います。

松:NB-IoT:通信キャリアが提供する5Gのサービス。カバーエリアは5Gの範囲なので全世界で今後使える。料金は高くなると思います。

竹:Zigbee:チップ価格が2-5千円当たりと比較的に安い。通信費は無料。速度も250kbps。全世界で2.4Gが使える。

梅:Wi-Sun:チップ価格は、1.5万円とかなり高い。通信費は、無料。スマートメータで採用。国際規格になっているが、グローバルで共通に使える周波数がない。

https://mono-wireless.com/jp/tech/920v

 

3.日本での導入と感想

・Zigbee:現在IoT向けに採用している。グローバル対応と価格が安い。注意は、WiFiとの干渉。弊社では、Zigbee、WiFiの影響調査を実施しております。近く結果を公開します。現状の無線のプロが見た感じでは、Zigbeeは意外に干渉に強い。帯域が2MHzと狭く、伝送速度が250Kbpsと低速のため必要なC/Nが少なくてすむ。WiFiのチャンネル干渉に比べたら全然強い。

・NB-IoT:今後キャリアから提供されるので、まだ費用などがはっきりしない。

・Wi-sun:スマートメータはたぶん順調に設置されていると思われるが、家電への適用が遅れている。たぶんチップ価格が高すぎる。このままでは普及しない。グローバル展開できないので家電も採用しずらいと思われる。この規格は、国際規格でも日本のガラパゴスになると思われる。

・Sigfox:京セラが対応することになったが、100bpsとかなりの低速。用途がかなり限定される。on/off情報だけのサービスなら問題ないかも?

 

4.問い合わせ先

当社の強み

・無線LANの専門調査会社として、セキュリティから電波までの無線LANの専門性を強みとしております。

・無線歴35年、SI歴25年の専門家が対応します。

・自社所有の測定ツール(Linux,スペアナ、電波診断ツール、セキュリティ診断ツール、トラヒック診断ツール)により迅速に対応します。

スペクトラム・テクノロジー株式会社

http://spectrum-tech.co.jp

電話:04-2990-8881

mail:sales@spectrum-tech.co.jp

担当:村上

 

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