旦那君は三兄弟の真ん中
義母いわく一番ちゃらんぽらんの次男
ちゃらんぽらんと言うかお調子者だ
お調子者と言うか見栄っ張り。
見栄っ張りって言うか部屋片付けやがれ
で、この見栄っ張り
お給料の少ない20代の前半から
貰った給料は全部使い果たしていたとみえる。
使い果たすどころか
むしろキャパオーバーの使い方をしていて
ちりも積もれば山となったローン。
「これ、よくあることなんですよー」
とおっしゃったのは不動産屋さん。
それはマンションの購入を考えてモデルルームを見に行った時のこと。
モデルルームって見に行くだけで年収やら何やら
それはもう友達にも言わないような個人情報を聞かれて書き残して行く。
初めて行った時はこのシステムにびっくりした。
そりゃ時間かけてマンションの説明をする不動産屋さんだって、説明したあげく「お金無いからいいや」ってなったら時間の無駄ですし
払えるお金を知った上で説明しなければお互い意味が無いし。
というわけで、
「いま何か残ってるローンございますか?」
とお聞きになる不動産屋さん。
借金ある人にマンション売ってる場合ではない。
「一つもございません」
と自信満々に(?)答える私の横で
静かになってるやつがいた。
「借金無いよね?」
「。。。」
あるんかい!
今まで私が知らなかったローンがある事が判明した。
「こういうときにローンが発覚するご夫婦、結構いらっしゃいますー」
不動産屋さん、苦笑いでおっしゃった。
まさかの借金。
何で気がつかなかったんだろう。
この時、一緒に住んでから一年半。
そういえば何か使途不明金が毎月あった気がする。
腹も立つけど、こんなところで発覚した事に呆れた。
「70万円😥」
と白状する旦那くんに、不動産屋さんがたたみかける。
「もう残って無いですか?」
「あればいずれ出てきちゃいます」
調べてこういうのも分かってしまうらしい。
すごいシステムだと思った。
私が無知なだけかもしれないけど
これって個人情報なんて薄いもんだと思う。
「…あと30万あります😰」
結局、全部で100万。
いや、うちに帰って聞いたら120万だった。
その内20万がプ◯ミス。
「これ返さないとですねー」
年収や仕事やら家族構成やら実家やら
あと借金と
初めて会った人に恥を聞いてもらって帰ってきたようだった。
怒ってもしょうがないので、借金を返す事を考える。
マンションは買うつもりだったけど、
まずこの腹立たしいローンをなんとかしないと。
聞けば20代前半からのローン。
見栄を張って買いつづけた服や靴その他色々。
それをリボ払いで少しずつ返しているらしい。
このリボ払いってものを初めて知った私は、その利息に驚いた。
返しても返しても終わらないやん!
なんだこの穏やかなアリ地獄システムは
本人もさすがに参っていた様子だったけど、
そりゃ自分が悪いんだからしょーがない。
そして、この旦那くんが若い頃見栄を張って買いまくった服や靴や自転車その他贅沢のツケを
なぜか私が尻拭い。
なんてばかばかしい
こんなことなら私だってもっと色々贅沢しとけばよかったやい
良く考えるならば、この機会があってこんな借金が見つかってよかったと思った。
気付かずに延々とアホみたいに払い続けるところだった
ローンを返した後、旦那のキャッシュカードを全て破壊。
給料は明細書と共に全て私が預かり、お小遣い制となる。
ローン禁止、これから一度でも隠して借金したら、即離婚&高額な慰謝料という約束と共に。(←金無いやつが払うわけない)
そしていつしか鬼嫁と呼ばれる。
むしろ神と崇めていただきたい。