当日。
手術室に入ると、すっぽんぽんになって
自ら手術台に上がった。
お恥ずかしい。

あれ?こんな感じでやるんですね。
剥かれた生エビみたいになって
台に横たわる。恥ずかし。

そのまま、腰に麻酔を打たれた。

…なかなか入らない。
結果なんと4回打たれた後、やっと入った。

思ったより注射は痛くなかったので、
4チャレンジにも耐えられた。

すぐに麻酔が効いて足の感覚が無くなった。

お腹を切るような感覚があったような無いような

「はい!赤ちゃん出まーす!」
胃のあたりをぎゅうぎゅう押してる。
内臓出ませんか?ってほど押してる。

「ぎぃやあああぁぁァァァアアアアーーーー」

産まれた!
産まれたけど、凄いうるさい滝汗

「ぎゃーーーーーーーーーーーー」

感動の出産の瞬間、
どんなに涙が溢れるだろうと想像していたのに
この異常にデカイ泣き声で
なんか我にかえった。

ほぎゃあほぎゃあ
ぐらいのを想像していたのに
この子大丈夫なんですか⁉️と思って周りを見た。

…心なしか看護師さん方がひいてた。

そしてテキパキと綺麗にした赤ちゃんを
顔に近付けてくれた。

「元気な女の子ですよー😆」

くちゃくちゃな男梅みたいな赤ちゃん。
見た瞬間に涙が溢れた。
可愛いプンプンラブラブ
込み上げて思わずチューする。
生臭い。なまぐさ可愛いデレデレ

後で聞いたら、執刀医の先生も
「赤ちゃん泣き声大きかったねー!」
だった。
看護師さんもみんなびっくりしてひいていたに違いない。

そして開いたお腹の処置に入る。
胎盤やら何やらを出してらっしゃる。
とりあえず内側、子宮をちくちく縫っていただく間に先生方はずっとおしゃべりしていて、
「子宮きれいだったねー!」
とか
「出血あんまりしなかったね」
とか
聞かされてるのか何か、
そうなんだー😲と思いながら
出すより縫う方が時間かかるんだなと
思い始めたそのとき

自分側から開いたお腹が見えないようにしているブルーシートがめくれた。

うっわ❗血だらけ!ゲローゲロー

たぶん事故でめくれた。
ていうかそばにいた看護師さんが
めくるタイミングを間違えた。
そっとシートでまた隠されたけど
もう見た。

殺人現場かと思った。血っだらけだ。

私が気絶する人でなくてよかったな!笑い泣き

何事もなかったようにすすみ、
最後に下半身を拭いていただく。
感覚が無いので
自分の足がマネキンみたいに見えた。

とりあえず無事に終了✨