祖母は昭和10年代に、とある町(a)で生まれました。まだ戦争中ですね。




祖母は長女で、2つ下の妹と、7つ下の弟がいます。


しかし、祖母が7歳の時に両親が離婚することに、、、


(離婚率が今より低くて、珍しかったみたい)


弟はまだ乳離れもしていないころでした。


祖母の通っていた学校の校長先生が、祖母の母親に、離婚をやめるように説得しに来てくれたことがありました。


校長先生の行動力が半端ないです笑


今だと、家庭の事情に勝手に口を出すな!と怒られてしまいそうだけど、子どもや家庭に対して真剣に、熱く向き合おうとする先生って素敵ですね。


担任の先生じゃなくて、校長先生が直々に説得しに来たところから学校の本気度が伺えます。



ただ、校長先生の説得も虚しく、離婚を止めることはできなかったみたいです。


祖母は子どもながら神様に


どうか私を幸せにしてください、、、


と自身の幸せを祈ったという。


それから祖母が中学を卒業後、数年働いては転職することを繰り返して、様々な仕事を経験していました。


祖母がb町にある工場で働いていた時、工場の社長は山の土地を所有していました。


その山は、当時松茸がよく生えている山でした。夢のような土地ですね笑


社長が山まで案内してくれた時に、祖母は松茸狩りをさせてもらっていたそうです。

本当に贅沢な話ですよ。


ちなみにその山は観光客もよく来ていたらしく、松茸狩りツアーをしていたり、近くの市場へ卸していたりしていました。


しかし、原因は不明だが(祖母の言葉では放射能の雨が降ったと語っていました。)急に松茸が一切生えなくなってしまい、その土地は荒れ果ててしまいました。現在はもう使われなくなっているそうです。


そんな山が昔はあったんですねぇ。今でもそのような山がどこかにあるのかな??


そんな祖母も23歳の時にお見合いで、祖父と出会い、私の地元c市に嫁ぐことに、、、



ここからの新婚生活も楽なものではありませんでした。




続く