先日、今年の漢字が「金」との報道があった。自分自身も毎年この時期に自分を表す一字を気分次第で発表している。2008年は2回の転勤にともない転居があったため「遷」、2009年は岐阜を堪能したことから「濃」、2010年は「愉」と続いている。2011年は珍しく記録に残していないが、やはり「災」であると思う。

では、「今年の漢字は?」と問われれば、やはり「学」の一文字につきる。先日も書いた通り、今年は記録している限りで66回の勉強会に参加している。ただ参加しているだけでなく、自分でも企画したり、プレゼンテーションを行ったりしている。おそらく社会人になってから、これほど勉強会に出たのは今年が初めてである。

元々学生時代から勉強会には数多く出てきた方だと自負している。おそらく普通のサラリーマンがジムに通ったり、ゴルフに行ったりするのと同じ感覚で私は勉強会に行っている。そして、ゴルフで良いスコアを出すために平日に打ちっぱなしに行くような感覚で日々の読書をしているわけで、「勉強熱心」と言われてもあまり実感がわかない。

勉強会に出ることで新しい知識を吸収できるのはもちろんだが、やはり色々な人と出会えるのが自分にとっては非常にプラスになっている。普段仕事では会うことのない職業の人達と出会い、その人たちと議論をすることで今まで自分が興味を持たなかった分野に興味を抱いたり、考えもしなかったことを考えるようになった。まだまだ「柔軟」とは程遠いかもしれないけど、勉強会に出ることで少しずつ「柔軟に物事を考えられる」ようになっているのかもしれない。

今年は毎月自分でクーリエ・ジャポンの読書会を企画していたけど、来年は超基礎レベルの政治系勉強会を自分で立ち上げつつ、ドラッカー読書会の管理人を引き継ぐ。来年も今年同様にたくさんの本を読んで、たくさんの人たちと議論したい。そういう意味では、来年も「学」というのは自分にとって重要な漢字になると思う。