たき火 | 私と彼の特別な日常

たき火

晴れているけれど、風の冷たい日。


公園へ、たき火を見に行く。



結構都会に住んでいるから、たき火を見る機会が少ない。


意識して自然体験を味わうようにしないといけない現状を憂いつつ。




駅から公園までの道のりが遠く、冷たい風に吹かれて超ご機嫌斜めだった息子。


「抱っこしてーーーー!」「帰るーーーー!!」



なだめつつ、公園のたき火まで到着。


本当は勝手にたき火をしては行けない公園なんだけど、


いわゆるプレイパークとしてたき火をする許可をもらっている団体が主催する遊びの会なのだ。




遊びの会はすでに終わりかけだったけれど、たき火はまだ残っていて、周りに座らせてもらう。


たき火の暖かさで、やっと気持ちのほぐれてきた息子。


これまでさんざん何癖や悪態をついていたけれど、たき火に興味津々。


炎の暖かさ、灰のにおい。どれも都会っ子には新鮮。


周りの子と、しばし灰をいじったりして楽しむ。しめしめ。




帰り際、「また来よっか?」と尋ねると、即答で「うん、またたき火する!」との返事。


さっきまで、寒くて悪態ついていた子が、帰り道では別人のような機嫌の良さだ。



やっぱり、人間には実体験が必要だね。


何が起こっても自分の力で対処できる人間になって欲しいから、


バーチャルでなく、色んな体験をさせたいな。