『みつけてくれるかな
私のこと


たくさんの葉っぱの中に
ひとつだけ実をつけました


あなたが望んだから実をつけたのです


私は高い木の上にいます
早くとりにきてくれないと朽ちてしまいそうです


だけど私は朽ち果てたとしても
木の下で背の伸びをしているあなたを待ち続けましょう


どうかあなたの望みが叶いますように…

そう願いながら』


『なみだが流れるはずがない


私はテレビにうつっている人たちほど不幸ではないからだ


体が震えるはずがない


私はテレビにうつっている人たちと違ってご飯もあるし温かい寝床があるからだ

それなのになぜ
私は辛く苦しくそして悲しいのだろうか


なぜ私は世界で一番不幸だと思うのだろうか…

私はそんな幸せな生活が嬉しくてそしてなぜか辛く苦しいのだ』


一度 息をすると苦しくなった
一度 光をみるともっと見たくなった
私はここで終わっていいの?
消えていいの?


いや 終わってはダメだ
消えてはダメだ
ここは苦しい
ここは冷たい
息がしたいよ



私は目指す
海の上を
私にはあったんだ動ける足が
私は目指す
海の上を
私にはあったんだ光をみることができる目が


私は目指す
目指し続ける
暗い闇が見せてくれた光を
私は目指す
目指し続ける
たとえ胸が苦しくなったとしても


暗い闇があるからこそ光は輝くんだ』