この世界の片隅に
2018年(TBS/全9話)
出演:松本穂香、松坂桃李、村上虹郎、尾野真知子、二階堂ふみ他
ひさびさにどっぷり観た日本ドラマ。
ここまで一生懸命観たのは
花子とアン以来かな^^;?
言わずと知れたこうの史代さんの
漫画が原作(読んでませんが^^;)
たまたまTVをつけたら耳に
飛び込んできた広島弁に
ひきつけられ、そのまま視聴。
母の実家が広島で、幼い頃は毎夏休み
おばあちゃんの家で過ごしていました。
母は広島弁を使うことはなかった
けれど、おばあちゃんやおばさんや
いとこたちはみんな広島弁。
二次被爆でおじいちゃんは私が
生まれる前に亡くなっていて、
おばあちゃん、おばさん、
そして母も亡くなり、今では広島に
行くことも殆どなくなりましたが、
言葉を耳にすると懐かしく、
何より母が生まれる前後の広島
はこんなだったのかぁと思うと
画面の風景のひとつひとつが
特別に映りました。
すずちゃんがとてもよかった。
明るく健気なヒロインキャラながら
怒りや嫉妬や不安のような感情も
うまく表現され、しごく人間らしく
身近に感じられました。
そして松坂くん、ヤバいくらいに
かっこいいんですけど^^
すずならずとも惚れ惚れです。
空襲と原爆以外に、戦争の様子
が直接描かれはしないのですが、
人々の暮らしから、戦況の悪化が
手にとるように分かりました。
家族が兵隊にとられ、食べ物も
なくなっていく中で、市井の人々は
何を信じてあんなに強く暮らせたの
だろうとしばし思ってしまいました。
必死でそんなことを考える暇も
なかったのかもしれないけれど。
尾野真知子さん演じるお義姉さん、
伊藤蘭さん演じるお義母さん、
北条家の人々が温かく素敵でした。
呉の町ですずちゃんが木に引っ掛かった
引き戸の枠を見つける場面、ずっと前に
「原爆の日、家のドアが吹っ飛んだんですって」
と母から聞いたのを思い出しました。
今回のドラマ化にあたり、オリジナルで
付け加えられたという現代パート、私も
なくてもよかったかもなと思いましたが、
ドラマとして客観的に云々と言えないほど
ものすごくパーソナルな作品でした。