balance 7 | それでも おいらは 生きてやる

それでも おいらは 生きてやる

棺おけに片足突っ込んで早二年
今ではアクティブに動いてます

「死ぬって簡単 いつでも出来る 明日でも死ぬことは出来る

 生きるって今しか出来ない だから今するんだ」

今を生きる大切さを実感してます

僕は天秤に紐を付けチョーカー風にいして身に付けていた

時たま天秤が左に傾くとき

いいことが起こる幸運のお守りだった

何か嫌なことがあったとき 天秤を見ると

左に傾いている

すぐにいいことがあって 天秤が元に戻る

嫌なことを忘れさせてくれるものになった

ある日いつものように大通りを歩いていた

何気なく路地を見ると
灯りが見えた

この天秤を手に入れたあの店だ

僕はその店に走り寄り
ドアをゆっくりと開いた
ドアか開くのと同時に
店の奥から声が聞こえた
「また来たんだね 待っていたよ」

その声の主はあの老人だった

老人はここに座るよう手招きをした

「聞きたいことがあるのだろう
ますは座ってゆっくりと話をしよう」

僕は老人の指差した椅子に座り
老人を見つめた

老人は僕にお茶を出しながら

「さて 何から話をしようか」と僕の顔を覗き込みながら言った