いやー、2か月ぶりの更新かな?
更新がものすごーく遅れて申し訳ないです。 先にお詫びを申し上げます、ちょっと4月辺りから体調を崩しまして5月の頭・・・ゴールデンウィークあたりでは人生初の入院をいたしまして・・・・ ブログが更新でいない状態でございました・・・・ 申し訳ないです。
ですが!! 退院し、体調も回復し仕事も復帰してきたので、ブログの方も復帰しようかと思い更新しました!!
・・・・4話分ですね。 週刊連載だったなら8話分ですよ8話分!! だいぶ溜まってますが5話からは読み続けて推理は続けていたのでここでばーっと書いていきたいと思います。
まずは物語の流れですね。
5話でとうとう薫子が殺害され、6話でその死体が登場!! 7話は雁流が殺害される寸前で終了となり、8話で殺害&遺体発見という流れですね。
まずは薫子の事件、薫子は別室で犯人に絞殺されてから部屋に運ばれ、首なし死体として登場します。 首なし死体が放置されていた部屋もなぜかめちゃくちゃにされている様子ですね。 これと言ってトリックぽっそうなことはなし。気になるのは犯人は何故首を斬ったり、部屋を荒らしたのか・・・ 薫子殺害の際に犯人は右腕を薫子に噛み付かれ傷を負っています。 薫子の口の中に犯人の皮膚片および血液が混ざってしまっていたためやむ終えず首を切断したと考えられます。 次に部屋をめちゃくちゃにした理由です・・・
そのヒントになりそうなのが・・・・
逆さ富士の壺です。
事件の舞台となった生け花教室には富士山の絵が描かれた壺がありました。そしてその隣の部屋には逆さ富士の壺があります。この二つの壺は形も瓜二つの物。唯一異なる点としては、壺の口が二つとも異なる点です、富士山の壺は口が広く、逆さ富士の壺は口が狭いです。
なんでこの壺がヒントになりそうなのかというと、今回の事件では薫子の首が消失しています、その首はまだ屋敷内にある様子。先ほども書いた通り首を切り取った理由は薫子の口の中に犯人の皮膚片が入っていると思われるため、犯人にとってはこの首は絶対に見つかるわけにはいかないわけなのです。
その首の隠し場所として使われたのがあの逆さ富士の壺ではないかということです!!
ΩΩΩ<な、なんだってーー!!!
・・・といいますが、口が狭い逆さ富士の壺に首が入るのかと、まず入りません。
ですが、実はこの逆さ富士の壺が、富士山の壺のようにそこが広い方、つまり底の方も口として使えるのだとしたら?
作中では置き方が異なっているため二種類の壺が存在しているように感じますが、実はあの2つのどちらも同じ種類の壺であるということ!!そしてあの富士山の壺は上下両方とも口であり底がない壺なのではないか。要は口が狭い場所、反対側の口が狭い場所、どちらの向きでも使える壺であるというわけです。
そもそも生け花は器の上に乗せた剣山に刺して作るものです。 だとしたらあの壺に底が無くても、剣山に花を刺したものを壺の中に入れれば壺に飾ってるように見えます。
そして今回壺を犯人が壊したのは、富士山の壺がどちらの口からも使えるという真実を隠すため。 現場が生け花教室の場所なので壺を壊さなかったら壺を調べられ、富士山の壺に隠された真実が露見するかもしれません。逆さになっている富士山の壺は見た目では口が狭いため誰もそこに首が入っているなんて思いもしません。しかし、その思い込みを利用すればまたとない絶好の隠し場所になりえます。 なので今現在薫子の首は逆さ富士の壺に隠され、そこに生けられている花の剣山代わりになっているかもしれません。(ちょっとグロいけど首の切断面に花が活けられている感じ?)
こう考えると、部屋が荒らされた理由と見つからない首の謎に説明がつきます。
ただ、犯人は部屋を荒らす際にもしかしたらちょっとしたミスを犯したのかもしれません。その根拠となるのが
サイコ
6話で死体発見後、全員が集合した後で雁流は何かに気が付いたのか「サイコやないか?」という言葉を発します。
そしてその後犯人は「殺すしかない、やむを得ない!!」といってるため、もしかしたらこのサイコというのが犯人に直結しているのかもしれません。
そこで薫子の死体発見現場を観察してみると、部屋のワンシーンに香炉の様な物が倒れているのがわかります。サイコ改め「柴胡」という植物で作った香料があるらしく、この植物はとても特徴がある匂いを発するそうです。
薫子の部屋の細工中に犯人が香炉を倒してしまい、衣服に匂いがついてしまう、着替えることも考えたけど服装が異なっていると変に思われそうなためそのままで、しかし・・・
雁流は部屋に漂うこの臭いに気が付き、犯人は自分の体についてしまった柴胡の匂いで自分が犯人だとばれる前に口封じのために雁流を殺害したと考えることができます。犯人が「やむを得ない」と言っているので元々雁流を殺すことは計画に入っていなかったのだと考えられるので、こうすると辻褄が合いそうです。また雁流を殺すことは壺の製作者である彼を始末すれば壺の秘密が露見する心配が低くなることにもつながります。
その流れで考える雁流の事件、犯人は容疑者たちの会話が雁流に対して悪いイメージを思っていたと思わせるに十分な会話の流れになっていたので、犯人は「都合のいい方向に話が進んでいる・・・・」と心の中で発したのかもしれません。何故都合がいいのか、考えられる理由は1つ、雁流を姉妹殺しの犯人に仕立て上げるためです。
警察がカメラの映像から犯人は屋敷の中の誰かと推測している通り、この事件には姉妹殺しの犯人役が必要となります。ここで口を封じるべき雁流を犯人役として始末できれば、真犯人の容疑は晴れ自分は逃れられるわけです。
つまり今回の会話で雁流が姉妹殺害の動機を持っているかのように言ってる人物がいればその人物が怪しくなります。
そして、今回の会話の中でその話をしている人物が1名います。
六波羅護
番頭である彼です。彼は刑事に姉妹が殺される動機について聞かれているのにもかかわらず、雁流が姉妹二人を殺害する動機があるかのように語ってます。それ以外の人物は姉妹についてや、雁流が最悪な人物であることを示唆する発言をしています。
犯人の狙いが雁流を殺人犯として始末するのであれば、六波羅の発言は誘導につながる可能性があります!!!
つまり今回の犯人は・・・・
六波羅護
・・・・といいたいのですが、実はそれ以外にもう1人気になる人物がいるのですよ。
黒樹左京
弟子の彼です。
薫子の事件で犯人は右腕を負傷しています。左京は雁流にハエを殺すように言われた時、ハエタタキを右手で持ちハエを殺しています。この際に右袖が捲れて右腕があらわになってます。
しかしその数時間後と思われる薫子の死体発見時には携帯電話を右手でかけている時、捲れた袖口から黒いものが出ているのがわかります。洋服は変わっていないのにこの時は黒い物を身に着けている・・・・
あれがインナーで着ていた黒い服だというのはちょっと思えません。
実際にやってみればわかりますが、ハエタタキを叩く際に腕を上げた時と、ただ携帯電話をかけるために腕を上げた時、袖口がよくめくれるのはハエタタキを振り上げた時の方です。この時見えてなかった黒いものが、ちょっと腕を上げただけの携帯電話を掛ける時に見えているのはおかしいです!!!
何かを隠しているかのようにしか思えません。
ですが、あれが本当に傷を隠しているものなのかどうか・・・・
そこを判断するのは現時点では難しいですが、今後雁流が殺害され彼が姉妹殺しの犯人であるかのような流れになった場合は六波羅が怪しく、逆にならなかった場合は六波羅は白かと思います。その場合黒樹が犯人一択かと思います。
どちらにせよ、黒樹左京、六波羅護 この2人のうちのどちらかが今回の事件の犯人だと思ってます。
またこの2人を怪しんでいますが、今後右腕をかばっているかのような描写が見えたキャラクターも怪しいのでそこには注意していきましょう!!
長くなりましたが次に雁流殺害現場の話に移ります。
雁流殺害は鉈で首(たぶん頸動脈あたり)を切られたことによるものですが、どうやら死体発見現場には赤池流秘伝書とその下敷きとなっている。スカビオサ、アリウム、紫ヒヤシンス、シオンの4種類の花が置かれていたようです。金田一はこの花がダイイングメッセージだと発してますが、ぶっちゃけそうは思いません。 だって、犯人が殺害後に自分でもろに細工してるやん!! 犯人が去った後に雁流が最後の力を振り絞って用意していたならまだ解りますが、犯人が去る前に犯人が用意しているのでダイイングメッセージとは違うのではと思います。ちなみになぜ4種類の花を残したかについては皆目見当がついてません(^_^;)
ちなみにこの4種の花の共通点としては色が紫系統のものばかりということ。それ以外は花言葉が少し悲しみとか過去に通ずるものばかりということ、あとは保管庫に保存されていた花という点ですかね。 また今回犯人は雁流を殺し凶器の鉈をわざわざ手に持たせる形にしています、要は自殺に見せたいわけですね。
このあとどう展開するのかここがチェックポイントになりそうです。
次はラブホテルで金田一が気が付いた事ですね。
うはーーー!!! 金田一の妄想の中のまりんちゃん過激すぎる―――――――!!! そこ変われ―――妄想内の金田一ィィィィィ!!!
・・・・これはラブホテルの絵画とリベンジポルノの桜子と思われる画像に描かれた絵画が一緒という点ですね。リベンジポルノの画像は当初桜子かと思われていましたが、今回の件でリベンジポルノの画像これは確実に薫子であると言い切れるかと思います!! リベンジポルノの画像がとられた日、桜子は実際に北海道でイベントに登壇しています、しかしこの画像がとられたラブホテルがあるのは京都、その時京都にいたのは薫子です!! つまりあの画像の女性は薫子ということになります。 となると以前薫子が語った桜子の回想シーンは全てデタラメと言うことになりますね!! 薫子が嘘をついた理由はリベンジポルノの画像を桜子の画像として処理したかったからだと思います。そして金田一が言うにはこのリベンジポルノこそが今回の姉妹殺害に深く関与してるんではないかということ・・・・
ただ、ちょっとまった、そう考えるといろいろおかしなことが出てきます。あのリベンジポルノは薫子です。桜子ではありません、ではなんで桜子は殺されたのか?犯人があの画像を桜子だと思い桜子を殺したのだとしたらまだわかります、タダそうするとなんで薫子まで殺したのか?ということになります。犯人と薫子が口論している点から見ても犯人はリベンジポルノの画像が薫子だと知っていてもおかしくありません、だとすると今度は犯人が桜子を殺す動機が解らなくなります。あのリベンジポルノが姉妹が二人で仕組んだことだとしたら話は別ですが、その姉妹自体が不仲であるため、協力なんてそんなことをするのかどうか疑問が残るところ。リベンジポルノが姉妹2人ともの殺害の動機につながるこれと言った根拠が見当たりません!! ですが、この動機に関してある人物の行動をみてると面白い過程を立てることができました。
気になっているという人物それがこの人・・・・
京極薫子
リベンジポルノの画像は何回も言った通り薫子であると思っていいかと思います。しかし薫子はあの画像が桜子だと主張!! しかも気になっているのがその後、自分はいかにも仲が良かったというような発言をして、庭の手入れをするといった発言!! これは非常に不自然です。 本来庭の手入れは弟子二人に任せればいいものです、しかし薫子は2人でやった思い出のために自身でやると言いています、この姉妹は相性最悪なはず、嘘をついてまでそんなことをするようには思えません。 ということは薫子にとって嘘をついてでもあの庭園を手入れをしなければいけない理由があったのだと思います。
その理由で考えられるのはこれ!
証拠の隠滅!!
やはりあの庭園には何か足跡がつかずに移動できるヒントが残されていたのかもしれません、それがばれる前に枯山水を手直しして証拠を隠滅したかったのかもしれません。
つまり・・・桜子を殺したのは薫子である可能性があります!!
ですが、薫子は第2の事件の犠牲者です。
一体何が起きたのか・・・・
実は今回の事件の真犯人は、薫子が桜子を始末することを利用したうえで薫子を殺害しようとしたのではないか・・・・
薫子はリベンジポルノを桜子に擦り付けるのと、赤池流の後継者に自分がなる為にはどうしても桜子が邪魔だった・・・先代が亡くなったとはいえ桜子の生け花の腕は一流と言われる物です。赤池流から離れたと言っても正式な後継者に選ばれる可能性は十分にあります。そうなると生け花に熱心な薫子にとって桜子は邪魔な存在です、そんな時にリベンジポルノの画像が流出し彼女がリベンジポルノの画像を苦に自殺したと見せかけて殺せれば、薫子はまたとないチャンスを手に入れられます。
つまり薫子には桜子殺害の動機がある。
しかし犯人は別の理由で薫子に殺害動機があり、彼女を殺害するチャンスをねらっていた。そんなときに薫子が桜子殺害を企てているのを知り、桜子殺害の犯人と薫子殺害の犯人を同一人物だと思わせられれば、桜子の事件の時は完全なアリバイがある真犯人は警察の捜査から逃れることができます、だって桜子は自分で殺したわけではないですからね。
今回の事件でどうしても不思議に思ってたことがありました。それが自殺に見せかけた殺人の後に他殺に見せかけた殺人があることです。
桜子事件=自殺
薫子事件=他殺
雁流事件=自殺
本来であれば他殺事件が起きた後で、スケープゴートとして犯人が自殺したと見せかけることが真相を紛らわすのにベターな方法かと思いますが、今回はそれが逆!!
その謎も上記の理由であれば納得できます、しかし今回は口封じすべき人物が出てきてしまっため急遽また自殺事件を演出したというわけです。
となると、最初の桜子殺害事件、薫子が犯人だと仮定して彼女はどんなトリックを使ったのか・・・・
先ほども書いた通り薫子は率先して枯山水の手入れを買って出ました。これがトリックがばれるのを避けるためだとしたら。
トリックを解くために重要なのはやはり「枯山水」
庭そのものにトリックを仕掛けた、となるとこれと言って思いつくことはないですが、もしかして「道具」の方を利用したのであれば面白いトリックが思いつきます。
その道具と言うのがこちら
これは枯山水をつくる時に使う「レーキ」と呼ばれる道具です。枯山水はこのレーキを使って内側から外側に向かって砂を引っ掻き模様を付けながら作っていきます。内側から外側にと言うのも足跡を消すためですね。
これを今回の足跡消失事件でどう使ったのか?
これで足跡を消しながら行ったというのは前にも考えましたが、全体を治すのには5~6時間かかるということを踏まえてもこれは不正解なきがします。
だったら、枯山水の模様を崩さず歩くことができればいいじゃないか!!と思いこの歩行トリックを思いつきました。
つかうのはレーキ全部ではなくココ!
レーキの歯の部分ですね。柄の部分は邪魔です。 このトリックではこのレーキの歯の部分が重要になります。
この歯の部分をどう使うのかというと・・・・
こうします!!!
上の絵は正面から見た場合、下の絵は真横から見た場合です
・・・・パッと見解りずらいですが、レーキの歯を二つ用意してその上に足場となる木の板をうちつけます。レーキの歯は枯山水の模様と同様のものなので、枯山水の模様に沿っておけば模様を崩すことなく足場を設置することができます。 これを二つ用意すれば準備OK。
まずは、桜子を背負い凶器の刃物、この道具を持参し枯山水に足跡を付けて歩きます。
岩場に到着したら桜子を殺害。自分は岩の上に乗り枯山水の横縞模様の所に近い岩(作中の足跡が消えている岩)にいきます。(岩の周囲の円型模様はさすがに曲線の為これを道具をつかっても模様を崩してしまいそうなので避ける)横縞模様に近いとこに来たら、この道具を模様に沿っておきます。置いたらその上に乗りもう1つの道具を同じように横縞模様の上に置きわたります。渡ったら、最初においた道具を取り同じように目の前に設置・・・これをくり返すことで犯人は模様を崩さずに歩くことができます。
幸い枯山水の砂場は足跡の深さから見ても底が浅い様子、これくらいの板なら体重をかけても深く刺さり過ぎず変な跡がつかずに済みそうです。
薫子が庭の手入れを引受けたのは、トリックでレーキを壊してしまっているため、手直しするためのレーキが今すぐ用意できなかったから。 レーキが無いのがばれたらこのトリックもばれてしまう可能性が高いですからね。
もし六波羅が犯人であれば実は見回りの時に薫子が犯行に及んでいる姿を見てしまったのかもしれませんね。
とりあえず現段階の推理はこんな感じ・・・ この先の新情報で変えていくところは多々あるかと思いますが、これで合ってるか読み進めていきたいと思います!!!
ではでは次回!!!