おはようございます。お客様から頼まれても髪の状態によってはパーマやカラーをお断りすることがある佐世保市花高で「理容 ふくだ」をやっている床屋の 福田謙吾です。

 

 髪の状態。髪の体力とも言ったりするんですが、髪の毛の表面のキューティクルがはがれて中のタンパク質が少なくなっているとパーマをかけても、カラーをしてもすぐに取れてしまうからです。

 

 詳しく説明します。健康な髪は内部に主成分であるタンパク質がしっかりと詰まっていて、それをキューティクルがフタと外からの盾の役割をして守っています。

 

 パーマは器具や薬剤を使い、キューティクルを少し開いて中のタンパク質を変えることで髪の形を変えています。

 

 ところがパーマやカラーを繰り返したり、日頃の手入れが不十分だったりすると表面のキューティクルが開きっぱなしや剥がれ落ちたりして、そこからタンパク質が漏れ出てしまいフニャフニャになっていまします。

 
 これが髪のダメージです。この状態になるとキューティクルがささくれのような状態なので手触りはザラザラ。中のタンパク質・水分・油分などが少なくなっているのでバサッと広がるような髪質になります。

 

 そしてパーマをかけるためにはタンパク質の形を変える必要があるのですが、その変えるためのタンパク質の量が少なくなっているので例えパーマをかけてもかかりは悪く、すぐに取れやすくなります。カラーをしても開いているキューティクルのすき間から染料が漏れ出てしまうので色落ちが早くなります。

 

 トリートメントをすれば大丈夫と思われる方もいますが、一時的に状態は良くなりますが日ごとにその効果は薄れてきます。

 

 傷んだ部分を切りながらだったらまだいいのですが、長さは切らずに前回よりももっと強く、もっと強くパーマをかけて欲しいとオーダーされてもかかりは悪いし、長持ちもしません。

 なのでそのような状態の場合はパーマをお断りするか、ある程度長さを切ることをオススメしています。

 

 髪の毛は思われているよりもデリケートなものですし、パーマ・トリートメントなども万能な物ではありません。今したい髪型だけでなく、その後どんな髪型にしていきたいのか?ご自身の髪の体力がどの位なのか?スタイリストさんと相談しながら決めていかれるとご希望に添えることが多くなると思います。

 どうぞ髪の本数だけでなく、髪の体力にも気を付けていかれますようにお願いします。

 

 

 

この記事を書いた人:福田謙吾  

 

 

佐世保市花高でひっそりと営む床屋1980年生まれ。高校卒業後長崎市・福岡・佐賀での修業を経て、実家である佐世保市花高に帰り親の跡を継ぎ「理容 ふくだ」の2代目店主として日々奮闘中。 理容師・美容師免許・ホームヘルパー2級と持ち、ご自宅・施設問わず出張理容も行っております。 (プロフィール)   

 

 

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