めっちゃイラっとして凹んでもうこの記事辞めようかと思ったけど、頑張って書きます。
皆さん髪を染める時はどんな風にされていますか?お店で染める場合は担当者の人にオーダーを伝えればいいのですが、自分で市販のカラー剤を使う場合には注意が必要です。
よく就活の時などに「明るくなった髪にはしっかり染まって色落ちも少ないから白髪染めで染めるといいよ」なんてことを言われたりします。確かに白髪染めはよく染まり、色もちもいいです。でもだからこそのデメリットも存在することを知っておいてほしいので今日のブログを書きます。
たいそうな前置きはこのくらいで。
まず髪の毛にはもともとメラニン色素が存在してそのおかげで黒く見えます。
(今回は髪の毛の中には10個色素が入るスペースがあると仮定します)
ここにレッド系ブラウンのカラー剤を塗布します。
このカラー剤に5個の色素を壊す成分と5個の染料がはいっているとするとメラニン色素が5個壊れ、空いたスペースに5個の染料が入り発色します。
その後、レッド系は飽きたのでアッシュ系のブラウンに染め直そうと思ったらすでに3つ分のスペースは空いているのであと2つ分の色素を壊す成分と5つ分の染料が配合されたカラー剤を使い染めます。
ここまでは普通のヘアカラー、よく「おしゃれ染め」と言われる部類のカラーです。
では「白髪染め」の場合はどうでしょうか?白髪の場合はもともと色素が無くなっているのでスペースが10個丸々空いた状態になっています。
ここに最初に染めたのと同じレッド系のブラウンで染めてみます。
するともともと色素が無いので5個ある壊す成分は無意味、そのまま5個の染料だけが入り発色します。でも残り5個のスペースは空いたままの状態なので薄く染まった感じ、俗にいう「白髪が浮いた」状態の染め上がりになります。
ここで「白髪染め」の黒を使って染めてみます。「白髪染め用のカラー剤」の場合は色素を壊す必要が無いので染料がメインで配合されています。
結果、空いた10個のスペースが綺麗に埋まりしっかりと黒く染めあがります。
ではまた先ほどと同じようにアッシュ系のブラウンに染め直そうと思い、色素を3つ壊す成分と5つの染料が配合されたカラー剤を使って染めてみます。
しかし結果はあまり変わらないか、むしろ色が濁って見えます。
これはカラー剤に含まれる成分が色素を壊す成分で、後から染めた染料は壊すことができないからです。なのでこのままだと空いている2個のスペースに染料が入るだけなので見た目ではあまり変化がありません。
このようにカラー剤に含まれている色素を壊す成分はあくまでもメラニン色素しか壊せません。後から染めた染料を壊すためにはブリーチや他の成分が必要となってきます。
そうなれば髪への負担も大きいし、当然お金もかかってきます。
このように「白髪染め」はしっかり染まりますが、後からのカラーチェンジが難しいので時間が経ったら色を変えようと思われている方にはオススメできません。逆に「ずっと黒いまんまで良いよ」って方にはオススメです。
お店でオーダーするときはその辺をふまえて「後でカラーチェンジするつもりです」と最初に言っておけば安心ですよ
理容 ふくだ
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今月のおやすみ




