遅刻の理由 | 怖い話 総本山 ダイスケワールド

遅刻の理由

高校の時の話

結構 真面目な学校でね。規律が厳しいっていうのかな、遅刻とかスゲーうるさかったんだぁ。
それでもやっぱり遅刻しちゃう奴とか居るんだよね。

俺のクラスってね、担任が決めた変なルールがあってね、遅刻しちゃうと、前に立たされて 遅刻の理由をみんなに発表しなきゃいけないの。

「寝坊しました~」
「電車が遅れて‥‥」

なんてのが 一般的だね。でも 俺のクラスの担任は寝坊で遅刻する事をスゲー怒る人でね。
なのでみんな、寝坊以外の言い訳を考えるわけさ(笑)

「電車が混んでました!」
なんて、訳のわからない奴から

「ウィッキーさんに呼び止められてました!」

「ラーマのお味を聞かれてました!」

とか 世代がバレテしまうような言い訳をしてる奴もいたんだぁ。
まぁ、寝坊には厳しいけど、なかなかシャレのわかる先生でもあったのよ(笑)
理由が面白いと許されちゃうんだから(笑)

そんな中で ある日 Mさんっていう女の子が遅刻したのね。
んで 例外無く 前に出されて 理由を言わされるんだけど‥‥

Mさんって 結構明るい子なんだけど 遅刻の理由でウケを狙うようなタイプの子じゃないんだわ。
その子がね 前に出て 一言

「金縛りにあってて布団から出れませんでした!」
って言ったんだ。
クラス中 大ウケしてた。

誰もが ウケ狙いだと思ってたんだ。 本人も エヘヘッ とか言ってニコニコしてるし。

でも 俺はMさんが そんなジョークを言う子じゃないの知ってるから 昼休みに聞いてみたんだ。

「Mさん、金縛り ホントでしょ?」


彼女 あっけらかんと明るく答えた
「ホントだよ。ウケ狙うなら、もっと面白い事言うよ(笑)」 だって‥‥

こいつは大物だ(笑)
実話だとしたら食いつかない手は無い。

「どんなカンジだったの?」
俺は間髪入れず質問した‥‥

俺は 普通に金縛りに合って遅刻したと思って聞いたんだけど、話しを聞くと彼女 めちゃめちゃ気持ち悪い体験してたんだ‥‥


彼女は いつも目覚まし時計代わりにコンポのタイマーでCD聞いて起きるんだって。
6時半にタイマー入れてたらしいんだけど 今朝は6時位に もう目が覚めてたらしく 音楽かかったら起きようと思ってたんだってさ。
うつらうつらしながら そろそろ音楽かかるなぁ なんて思ってたら 6時半になってコンポの電が入ったんだって。
ご機嫌な曲が流れて一日のスタート! のはずだったんだけど‥‥
音楽がかかるはずなのに コンポから聞こえてきたのは 男の人のうめき声だったんだって。

こぅ~ こぅ~ みたいな 苦しそうな呼吸音みたいなカンジだったって。

何これ! と思って 起きてコンポを確認しようとしたら 体が動かない。
やだ~ 金縛りだぁ と思って 下に居るお母さんを呼ぼうとしたんだけど 声も出ないんだってさ。
でも 視線だけは動かせるんだって。

コンポからは 相変わらずうめき声が流れてる中 彼女は部屋を見渡したんだ。

そしたらね 閉まってるはずの窓の向こう側から カーテンを 誰かが押してるんだって。
窓は開いてるカンジは無いんだけど カーテンだけが 押されるように スーッ スーッ と 持ち上がるんだって。

もう 怖くてしょうがないから 目をつぶって 「助けて、助けて」って心の中で呟いた。

そしたらね 次の瞬間、両手 両足を誰かが ガッと掴んだんだって。

絶叫したいけど 声が出ない‥
物凄い強い力で掴まれててスゲー痛かったらしい。
彼女 思わず目を開けたんだ。
視線を両手両足にやってみたけど何も見えない‥‥ でも確かにガッチリ誰かに掴まれている。
そのうち 彼女の意思とは関係無く 両手両足がゆっくり広がっていったんだ。 正確には 両手両足を掴まれて広げらるたって事‥‥
まさに 大の字にされたんだって。
彼女は 大の字にされた自分の体を視線だけで確認した‥‥

次の瞬間 信じられないような事が起こった‥‥

今まで彼女を大の字にするために 横に動いてた力が 彼女の両手両足を掴んだまま今度は彼女の体の方に働いて来たんだって‥‥
どういう事かわかる?
大の字になってる彼女
手足は金縛りで棒のようになってる。
そこに 両手両足首から掴まれて 体に向けて押し込まれるように力が加わるんだ‥‥‥

彼女は 自分の手足が体の中にめり込んで行くのを見たんだ‥‥
グングングングンと 手足が押されて短くなっていく‥‥‥‥

肘と膝が完全に無くなったあたりで 彼女は気を失ったらしい‥‥



気付いたら 8時
完全に遅刻だ。
体は動く‥‥
手足もある‥‥
恐る恐るコンポに近づいてみるが 異常は無い‥‥
あぁ‥ 遅刻だぁ‥‥‥



彼女 明るく こんな怖い体験を語ってくれた。
そして

「夢見てたのかもしれないけど‥‥
でも、夢って認めちゃったら寝坊じゃん(笑)
だから 絶対金縛りだったんだ!」
笑いながら彼女が言う。
強いな この子は‥ と思いながら俺は苦笑いしてた‥‥

「それにね‥‥」
最後に彼女は そう言いながら制服の袖をまくった。
そして 手首に付いたガッチリと紫色になった手の跡を見せてくれたんだ‥‥‥





★ 追伸 ★
実は もう一つ 高校生の時の金縛りにまつわる話があるんだ。
でもね、その話 俺の城のカラーじゃないんだ(^^ゞ
そう、エロ怖(笑)

と いう事で もう一つの作品を読者メンバー限定エロ怖でアップします♪
読みたい方は是非アメンバー申請をしていただき読者メンバーになってくださいm(__)m




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