売り場にて、、、
俺、2年前までスーツ屋さんだったんだだぁ。
これは 売場での体験。
4年位前かなぁ 都内の某店舗に勤務してたんだけどね、そこは ビルイン店舗で一階がスーツ屋で二階から上がマンションなのね。
ある日の朝 出社したら駐車場にパトカーがいっぱい止まってたんだ。
なんだなんだ? と思って見てみると マンションから飛び降り自殺があったらしいのよ。
なんでも、過労でノイローゼになったサラリーマンがスーツ姿のまま飛び降りたらしいのね。
それも 落ちたのが俺の店の裏口の真ん前なの(笑)
人の形にチョークが引かれててさ、朝の時点では もう死体は片付けられてたんだけど、即死だったみたい。
それからなんだよね、店に出るようになったの‥
ただ 姿は見えないんだよね。 強烈な気配を感じるの‥‥ 確実に誰かが居るんだ、売場の中に。
店の中をうろうろうろうろしてるんだよ。
そいつは 店の1番奥の礼服コーナーが1番お気に入りみたいで そこで気配を感じる事が多かった。
幸いに部下はみんな霊感がないようで誰も何も言ってこなかったから、俺は誰にも言わず 一人で怯えてた(笑)
それから2、3ヵ月が経ち みんなも自殺があった事なんか忘れていた。俺は相変わらず気配に怯えていたんだけどね(笑)
そんな頃・・・
新しくパートを雇ったんだ。
真面目でおとなしいタイプの人だったんだけど、結構頭のいい方でね。仕事覚えるのも早かったんだ。
その人がね、ある日 唐突に俺の所に来てね、こう切り出したんだ。
「私は、販売の仕事が好きです。そしてここの人たちもみんな優しいし、大好きです。
仕事も覚えてきたし、毎日来るのが楽しいんです。
でも、申し訳ないんですが辞めさせてください。」って。
俺としては寝耳に水な訳だ。
でもまぁ良くある事なんだよね、いわゆる家庭の事情ってやつね。仕事は好きなんだけど仕方なく…と。
そのパターンだと思ったんで俺はこう彼女に聞いたんだ。
「せっかく仕事も覚えて来たのにもったいないね。
なにか家の事情なの?」
すると彼女は こう答えたんだ。
「信じてもらえるかわからないんですが、実は私 霊感が強いんです。
ここのお店、居ますよ」って。
俺はどんなのが居るのかと聞いてみたんだ。
彼女は当然自殺があったなんて事は知らないんだけど、びっくりするような事を言ってきた。
「礼服コーナーの所なんですけど、
いつもスーツ着た男の人がうずくまっているんです。
最初のうちはジッと礼服を見てるだけだったんですけど、
昨日 その男の人 私の方を向いてこっちにゆっくり向かって来るんです。
私、もう礼服コーナーには居たくないんです。いえ、このお店に居たくないんです。」って、涙ぐみながら言うんだよね。
俺は彼女の退社を認めた上で、彼女に自殺があった事を教えた。
やっぱり あの日の自殺者の霊がこの店には居るんだ。
その後も 俺は相変わらず気配は感じるもののスーツ姿の男を見る事はなかったんだ。
彼女が退社し半月位経った頃かな、
店が閉店したあとで 社員にロープレやってたのよ。
俺がお客さん役をやって社員がどうやってお勧めするか教育してたのね。
まぁ、閉店後だからさ 照明なんかも最小限にして売り場の一部だけ電気付けてやってたんだ。
俺と社員が向かい合ってやってたんだけどね。
俺は壁側に居たんで社員を挟んで向こうは売り場なんだ。 電気消してるから 当然奥の方は薄暗いのよ。
お客さん役をやりながら何となく売り場の方に目がいったんだ。
残ってたのは俺と社員だけだったんだけど、売り場の奥の方で いつものように気配がするんだ。
まぁ、いつものあいつだな とは思ってたんだけど、今日はいつもに増して強く気配を感じるんだ。
気配といっても 向こうの方に人がいるような気が・・・みたいな漠然としたものじゃなくて、今は右の角に居る。あっ、スーツコーナーに移った。 てな具合に見えないんだけどハッキリとどこに居るのかわかる、そんな強烈な気配なんだよ。
多分 今この日記を読んでくれてる人で、この感覚が分かってくれる人 少ないと思うんだよね。 見えないのになんで居るのがわかるんだ?と・・・
これね、文字で表現できない感覚なんだよね。
実際に体験してみないとわかんないんだよ。これって(笑)
とにかく 見えないけど明らかに居るんだわ、そいつ。
んでね、その気配がね、あっち行ったりそっち行ったりしながらだんだんと近づいて来るんだわ。
そんで、俺の 3、4メートル位の斜め前あたりで立ち止まったんだ。
販売員役の社員は全く気付かないらしく 黙々とセールストークをしゃべっているけど、俺は気配が気になって全然聞いてなかった。
すぐ近くで立ち止まったきり、気配はそこから動かなくなった。 見えないけど絶対にそこに居るんだ。
そしたら今度はその場所から もの凄い視線を感じたんだ。突き刺さるくらいの・・・
めっちゃめちゃ見られているのが分かった。
やだな やだな。 そう思いながらお客さん役をやっていた。
それからしばらく 気配はそこから動く事なく じっとこっちを見ている。
たまらず俺は社員に切り出した。
「よし、今日はこの辺で終わりにしよう。」
そう言った直後だった。
気配が動いた。 しかも サーッ ともの凄い速さで俺の方に向かって来たんだ。 ほんとに あっという間だった。
「こっちに来た!」 と思った時には もう気配は俺の目の前に来ていた。
「やばい!」 そう思った瞬間 気配は俺の中に入って来た。 正確には 俺の中を通り抜けて行ったんだ。
自分の中に 別の何かが入ってくる感覚ってわかる?
わかんないよね(笑) 俺も初体験だった。
ズンっと 一瞬だけ体が重くなって その後 スッと軽くなるの・・・
気配が俺の体から抜けた瞬間 俺は全身の力が抜けて 目の前が真っ白になりその場で倒れた。
気が付くと俺は事務所の長テーブルの上に横になっていて 社員がそばで心配そうに俺を見ていた。
「店長、大丈夫ですか!」 社員のほっとしたような声が響いた。
意識は戻ったんだけど しばらく動けなかった。
体中がヒリヒリ痛むんだ。
ふっと時計に目をやると、さほど時間は経っていなかった。
社員に聞くと 事務所に横にして救急車を呼ぼうか考えてたら俺が目をさましたらしい。
次の日以降 やっぱり 店の中で あいつはうろうろしていた。
でも あの日以来 あいつは俺の中を通り抜ける事はなかった。
都内の某ビルイン型紳士服専門店。
ここには 今もあいつがうろうろしてるんだろう・・
これは 売場での体験。
4年位前かなぁ 都内の某店舗に勤務してたんだけどね、そこは ビルイン店舗で一階がスーツ屋で二階から上がマンションなのね。
ある日の朝 出社したら駐車場にパトカーがいっぱい止まってたんだ。
なんだなんだ? と思って見てみると マンションから飛び降り自殺があったらしいのよ。
なんでも、過労でノイローゼになったサラリーマンがスーツ姿のまま飛び降りたらしいのね。
それも 落ちたのが俺の店の裏口の真ん前なの(笑)
人の形にチョークが引かれててさ、朝の時点では もう死体は片付けられてたんだけど、即死だったみたい。
それからなんだよね、店に出るようになったの‥
ただ 姿は見えないんだよね。 強烈な気配を感じるの‥‥ 確実に誰かが居るんだ、売場の中に。
店の中をうろうろうろうろしてるんだよ。
そいつは 店の1番奥の礼服コーナーが1番お気に入りみたいで そこで気配を感じる事が多かった。
幸いに部下はみんな霊感がないようで誰も何も言ってこなかったから、俺は誰にも言わず 一人で怯えてた(笑)
それから2、3ヵ月が経ち みんなも自殺があった事なんか忘れていた。俺は相変わらず気配に怯えていたんだけどね(笑)
そんな頃・・・
新しくパートを雇ったんだ。
真面目でおとなしいタイプの人だったんだけど、結構頭のいい方でね。仕事覚えるのも早かったんだ。
その人がね、ある日 唐突に俺の所に来てね、こう切り出したんだ。
「私は、販売の仕事が好きです。そしてここの人たちもみんな優しいし、大好きです。
仕事も覚えてきたし、毎日来るのが楽しいんです。
でも、申し訳ないんですが辞めさせてください。」って。
俺としては寝耳に水な訳だ。
でもまぁ良くある事なんだよね、いわゆる家庭の事情ってやつね。仕事は好きなんだけど仕方なく…と。
そのパターンだと思ったんで俺はこう彼女に聞いたんだ。
「せっかく仕事も覚えて来たのにもったいないね。
なにか家の事情なの?」
すると彼女は こう答えたんだ。
「信じてもらえるかわからないんですが、実は私 霊感が強いんです。
ここのお店、居ますよ」って。
俺はどんなのが居るのかと聞いてみたんだ。
彼女は当然自殺があったなんて事は知らないんだけど、びっくりするような事を言ってきた。
「礼服コーナーの所なんですけど、
いつもスーツ着た男の人がうずくまっているんです。
最初のうちはジッと礼服を見てるだけだったんですけど、
昨日 その男の人 私の方を向いてこっちにゆっくり向かって来るんです。
私、もう礼服コーナーには居たくないんです。いえ、このお店に居たくないんです。」って、涙ぐみながら言うんだよね。
俺は彼女の退社を認めた上で、彼女に自殺があった事を教えた。
やっぱり あの日の自殺者の霊がこの店には居るんだ。
その後も 俺は相変わらず気配は感じるもののスーツ姿の男を見る事はなかったんだ。
彼女が退社し半月位経った頃かな、
店が閉店したあとで 社員にロープレやってたのよ。
俺がお客さん役をやって社員がどうやってお勧めするか教育してたのね。
まぁ、閉店後だからさ 照明なんかも最小限にして売り場の一部だけ電気付けてやってたんだ。
俺と社員が向かい合ってやってたんだけどね。
俺は壁側に居たんで社員を挟んで向こうは売り場なんだ。 電気消してるから 当然奥の方は薄暗いのよ。
お客さん役をやりながら何となく売り場の方に目がいったんだ。
残ってたのは俺と社員だけだったんだけど、売り場の奥の方で いつものように気配がするんだ。
まぁ、いつものあいつだな とは思ってたんだけど、今日はいつもに増して強く気配を感じるんだ。
気配といっても 向こうの方に人がいるような気が・・・みたいな漠然としたものじゃなくて、今は右の角に居る。あっ、スーツコーナーに移った。 てな具合に見えないんだけどハッキリとどこに居るのかわかる、そんな強烈な気配なんだよ。
多分 今この日記を読んでくれてる人で、この感覚が分かってくれる人 少ないと思うんだよね。 見えないのになんで居るのがわかるんだ?と・・・
これね、文字で表現できない感覚なんだよね。
実際に体験してみないとわかんないんだよ。これって(笑)
とにかく 見えないけど明らかに居るんだわ、そいつ。
んでね、その気配がね、あっち行ったりそっち行ったりしながらだんだんと近づいて来るんだわ。
そんで、俺の 3、4メートル位の斜め前あたりで立ち止まったんだ。
販売員役の社員は全く気付かないらしく 黙々とセールストークをしゃべっているけど、俺は気配が気になって全然聞いてなかった。
すぐ近くで立ち止まったきり、気配はそこから動かなくなった。 見えないけど絶対にそこに居るんだ。
そしたら今度はその場所から もの凄い視線を感じたんだ。突き刺さるくらいの・・・
めっちゃめちゃ見られているのが分かった。
やだな やだな。 そう思いながらお客さん役をやっていた。
それからしばらく 気配はそこから動く事なく じっとこっちを見ている。
たまらず俺は社員に切り出した。
「よし、今日はこの辺で終わりにしよう。」
そう言った直後だった。
気配が動いた。 しかも サーッ ともの凄い速さで俺の方に向かって来たんだ。 ほんとに あっという間だった。
「こっちに来た!」 と思った時には もう気配は俺の目の前に来ていた。
「やばい!」 そう思った瞬間 気配は俺の中に入って来た。 正確には 俺の中を通り抜けて行ったんだ。
自分の中に 別の何かが入ってくる感覚ってわかる?
わかんないよね(笑) 俺も初体験だった。
ズンっと 一瞬だけ体が重くなって その後 スッと軽くなるの・・・
気配が俺の体から抜けた瞬間 俺は全身の力が抜けて 目の前が真っ白になりその場で倒れた。
気が付くと俺は事務所の長テーブルの上に横になっていて 社員がそばで心配そうに俺を見ていた。
「店長、大丈夫ですか!」 社員のほっとしたような声が響いた。
意識は戻ったんだけど しばらく動けなかった。
体中がヒリヒリ痛むんだ。
ふっと時計に目をやると、さほど時間は経っていなかった。
社員に聞くと 事務所に横にして救急車を呼ぼうか考えてたら俺が目をさましたらしい。
次の日以降 やっぱり 店の中で あいつはうろうろしていた。
でも あの日以来 あいつは俺の中を通り抜ける事はなかった。
都内の某ビルイン型紳士服専門店。
ここには 今もあいつがうろうろしてるんだろう・・
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