前回の投稿ではZARDをやりました。その投稿の最後に,「次回はZONEかGARNET CROWのどちらか」と書き込みました。今回はZONEでいきます。ZONEもリアルタイムでは見ていませんが,シングルとアルバム,PV集は全て集め,ライブDVDも擦り切れるほど見ている大学生が10曲選ぶとどうなるでしょうか…?

なお,使用する画像は全てソニーミュージックのZONEのページより引用しております。(ディスコグラフィ | ZONE | ソニーミュージックオフィシャルサイト (sonymusic.co.jp)

 

ZONEとは…………?

↑解散後に発売されたベストアルバム「E」
ZONEは1999年にインディーズデビュー,2001年にメジャーデビューした,札幌出身4人グループ。完全なロックバンドではない。4枚目シングルではダンスを取り入れている。というか,もともとダンスグループ。「北のSPEED」から「北のプリプリ」になった,と言えばなんとなくお分かりいただけるでしょうか。
2001年のデビュー以降快進撃を続け,最大のヒット曲となった3枚目シングル「secret base ∼君がくれたもの∼」以降,解散までは全てのシングルがオリコン10位以内を記録。2004年にメンバーチェンジがあったことは,若い世代にはあまり知られていないだろう。
2005年4月1日,最初で最後の武道館ライブを行い,同日解散。2011年に再結成。
なお,解散後に発売されたベストアルバムは自身初のオリコン1位を獲得。自身初の1位を解散後に記録するのはビートルズ以来で,日本のグループでは初めてのことであった
 
 
では,曲を見ていきましょう。
 
 

1.証

最初から全力で飛ばしていきます。若い頃は勢いが大事ですから。
ということで最初の曲は7枚目シングルの「証」です。直前のシングルまでの勢いたっぷりのZONEや優しいZONEといったイメージを一新。”大人なZONE”という感じですね。全体を通して,思春期真っ只中の4人を描いているかのような歌詞が印象的。PVもそれまでとは全く違ったものになっています。
 
 
リリース日:2002年9月26日
作詞:町田紀彦
作曲:町田紀彦
 
 

2.GO!

またそうやって変化球投げ込んでくるもん,と思わないでくださいね…。
この曲は自身2枚目のアルバムとなった「O」に収録されている,メンバーのMIZUHO(ドラム担当,時々キーボードも)によるソロ曲です。といってもドラム叩いてはいませんよ。この曲はMIZUHOの元気な部分が曲全体に見られます。歌詞も背中を押してくれるような気がするんですけど,深読みするとちょっと違うかもしれません。そんな曲です(どんな曲だよ)
 
 
リリース日:2002年11月27日
作詞:渡辺未来
作曲:渡辺未来
 
 

3.glory colors ∼風のトビラ∼

14枚目シングルです。これは「ガチの」高校野球好きなら耳にしたことがあるかもしれません。「高校野球と何が関係あるんだよ?」となった方,駒大苫小牧って聞いたことありませんか?恐らく多くの方が聞いたことあると思います。「深紅の大優勝旗、北の大地へ渡る!!」って実況もあった,北海道初の甲子園優勝を果たした駒苫。その優勝した大会(2004年)の熱闘甲子園のオープニングテーマに起用されたのがこの曲。北海道出身のZONEが主題歌を担当して北海道のチームが初優勝。奇跡ですね。
曲の中身も,力強くも切ない,そんな曲になっています。北海道在住の野球好きな大学生として,これは外せませんでした。
余談ですが,2004年夏の甲子園の決勝戦,駒苫の相手だった済美高校の鵜久森選手は後に北海道日本ハムファイターズに入団しています。これまた奇跡ですね。
 
リリース日:2004年8月4日
作詞:渡辺なつみ・渡辺未来
作曲:渡辺未来
 
 

4.約束 〜August, 10years later〜

10年後の8月また出会えるのを信じて……,そんな歌詞通りに,シクベから10年後の8月にZONEが再結成。その際にリリースされたのがこのアルバム「ZONEトリビュート~君がくれたもの~」です。その中に収録されているのが「約束 ∼August,10years later∼」という曲。これはシクベのアンサーソングという位置づけになっている曲。歌詞にはそれまでにリリースされたシングルやアルバム収録曲のタイトルがちりばめられています。
10年後の8月また出会えるのを信じて,と01年に歌った彼女たち。歌詞の中では”まだ出会えていない”です。これは音楽的に,文学的にそうしたのか,あるいは……
 
 
リリース日:2011年8月10日
作詞:ZONE
作曲:ha-j
 
 

5.愛花

解散前最後のシングルとなった「笑顔日和」のカップリングです。初期の元気ハツラツな曲に比べると,随分と落ち着いた曲と言うのでしょうか,大人っぽい曲になっています。
どうやらライブではこの曲は歌ったことがないようですね。最後の方の曲なので仕方ないとは思いますが,聴きたいと思う方も多いのではないでしょうか。
 
 
リリース日:2005年3月9日
作詞:町田紀彦
作曲:町田紀彦
 
 

6.卒業

僕がZONEで一番好きなシングルです。
”卒業”と聞いたら何を思い浮かべますかね? 斉藤由貴さんの「卒業」やレミオロメンの「3月9日」,森山直太朗さんの「さくら」など,落ち着いた曲をイメージするかもしれません。この曲はそんな曲とは全く違い,アップテンポで”卒業”を前向きに捉えています。「『卒業』 それはたった一つの未来の扉の鍵だね」と歌詞にもあります。PVも卒業によって離れることを悲しむよりも,新たなステージへの期待しているようにも感じます。
とここまで,「前向きです」的なことを重ねてきましたが,この曲,実はメンバー変わってから最初のシングルなんですよね。新生ZONEの船出,というメッセージも込められているのかもしれません。
 
 
リリース日:2004年2月4日
作詞:町田紀彦
作曲:町田紀彦
 
 

7.僕の手紙

メンバーチェンジ後の曲を入れたので,前の曲も入れましょう。11枚目シングルの「僕の手紙」です。
懐かしく,切ない,ちょうど今の時期に,秋に聞きたくなる曲だと思います。PVは悲しいですよね。
余談ですが,実はPVは僕が在籍している大学の目と鼻の先で撮影されたようです。「もしかしてあの辺りかな」と思う場所が数か所。あとは石狩市と小樽の運河辺りですね(恐らく)
 
リリース日:2003年10月29日
作詞:町田紀彦
作曲:町田紀彦
 
 

8.Come to myself

この曲は3枚目アルバム「N」に収録されているアルバム曲です。ボーカルはTOMOKAとMAIKOの二人。と言いながら,これは完全に歌詞で選びました。最後の「終わりなんか気にしなくても 走れるだけ走れば解る…」ってところが好きです。もちろんその前からの流れがあるんですけどね。
Nはちょっと聞こえが悪いかもしれませんが,ZONEのアルバムで一番人気がないような気がします。けど,よく聴いてほしいです。特にこの曲。アルバム曲はスルーしてしまう方,もったいないですよ!
 
リリース日:2004年2月18日
作詞:町田紀彦
作曲:町田紀彦
 

9.旅立ち…

この曲は「幻の16枚目シングル」とも言われる曲ですね。前述の「卒業」よりも卒業らしいです。「君は君 僕は僕 それが大事と 雨上がり陽の光 教えてくれた」という歌詞。そう,「君は君 僕は僕」の部分。本当にそう思います。ZONEというグループから飛び出して,ひとりひとり生きていくことになる彼女たちが,自分たちで作詞に加わり,そしてこの曲を,この歌詞を歌うことに大きな意味があるのかなと思います。
なお,この曲は各メンバーによるソロバージョンも合わせて「E」に収録されています。
 
リリース日:2005年4月13日
作詞:町田紀彦・ZONE
作曲:町田紀彦
 
 

10.足跡

この曲で最後となりました。2枚目アルバム収録曲の「足跡」です。「だから自分で歩いて行くんだよ」「いつだって どこだって 歩きだせるから」という歌詞の通り,僕らも進んでいきましょう。
 
リリース日:2002年11月27日
作詞:ミウラタカシ
作曲:櫻井真一
 
 
 
今回はこんな感じです。いかがでしたか?知ってる曲もいくつかあった!って方もいるかもしれませんね。シングルを意図的に増やしたつもりです。
 
Spotifyでプレイリスト作ったので,そのリンクを貼っておきます
 
一つ追加説明なんですけど,下のハッシュタグ,MIZUHOはどうしても出なかったのでひらがなです…
 
次回はGARNET CROWやります。どんな曲がくるでしょうか。もちろん,アルバム曲のあれも入っていますよ~
 
では今回はこれにて終了。またね!
 
追記:Spotifyのリンクを貼り忘れていることに気づきましたので,貼っておきました(21年9月24日午後11時19分)