スペースX、IPO調達額857億ドルに グリーンシュー行使で過去最大更新
6/16(火) 1:36配信
ロイター

2026年6月12日、米ニューヨークのナスダックにて、取引終了の鐘が鳴った後のスペースX幹部ら。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo
[15日 ロイター] - 米宇宙企業スペースXは15日、新規株式公開(IPO)の引受会社が追加株式を取得する「グリーンシューオプション」を行使したと発表した。IPOによる調達総額は857億ドルとなり、先週の750億ドルから拡大。過去最大規模を更新した。
実業家イーロン・マスク氏率いる同社は12日、ナスダック市場に上場し、1株あたり135ドルで5億5556万株を売り出した。グリーンシューオプションの行使前から、史上最大のIPOとなっていた。
株価は15日午前の取引でさらに7%以上上昇。これにより同社の時価総額は2兆ドルを超え、マスク氏は世界初の「トリリオネア(兆万長者)」となった。
引受会社は通常、株価がIPO価格を上回って取引されている場合にグリーンシューオプションを行使する。スペースXによると、引受会社は同オプションを通じて追加で8330万株を取得した。
アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミックストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「需要が当初の供給を大幅に上回った。個人の関心も高かったが、いくつかの大手ファンドが大規模な発注を行ったため、引受会社はオーバーアロットメントを活用してこうした巨額のポジションを満たそうとした」と指摘した。
スペースXはナスダック100指数への早期組み入れが決まっており、同指数に連動するパッシブファンドや上場投資信託(ETF)にとっても主要な組み入れ銘柄となるため、同社株への新たな需要が生まれ、上昇が続く可能性がある。
FTSEラッセルとMSCIもそれぞれ6月26日と29日付で同銘柄を指数に追加する予定。