米国株、ダウ続伸 連日の最高値 米イランの交渉進展観測が支え
米国・欧州株概況
2026年5月29日 5:08

【NQNニューヨーク=矢内純一】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比24ドル69セント高の5万0668ドル97セント(速報値)と連日で最高値を更新した。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進んでいるとの観測が引き続き相場を支えた。半面、主力株の一角に利益確定売りが出て、指数は下落する場面があった。

米ニュースサイトのアクシオスは28日、米国とイランが停戦期間を60日間延長し、イランの核問題を協議する覚書を交わすことで合意したと伝えた。覚書にはホルムズ海峡を通過する船舶の航行は「制限されない」との内容などが盛り込まれ、トランプ米大統領の最終的な承認を待っている段階だという。

市場では「戦闘が終結に向かうとの期待が高まっている」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との指摘があった。米債券市場では長期金利が低下(債券価格が上昇)し、株式の買いを促した面があった。

取引開始直後にダウ平均は300ドルあまり下落する場面があった。前日に米軍がイランの軍事施設を攻撃し、イランが報復したと伝わった。両国の交渉が停滞しているとの観測が重荷となっていた。米株式市場の主要3指数はそろって最高値圏にあり、主力株の一角に持ち高調整や利益確定の売りが出やすかった面もある。

ダウ平均の構成銘柄ではナイキやIBM、マイクロソフトが上昇した。ボーイングとゴールドマン・サックスも高かった。半面、キャタピラーやシャーウィン・ウィリアムズ、スリーエム(3M)が下落した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸した。終値は前日比242.736ポイント高の2万6917.471(速報値)と、3日連続で最高値を更新した。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズや半導体のクアルコムが上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も6日続伸し、連日で最高値を付けた。

 

 

 

NYダウの一日中チャートです。下半分はストキャスティクスチャートです。