米政権、AIモデルの政府審査プロセス導入を検討=NYT

5/5(火) 16:08配信
ロイター

コンピューターのマザーボードとAI(人工知能)の文字。2023年6月撮影。 REUTERS/Dado Ruvic

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は、新たな人工知能(AI)モデルに‌対する政府の監督制度導入を検討してい⁠ると、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日、事情に詳しい当局者の話として報じた。

同​紙によると、米政府はテクノロジー企業の幹部と政府高官を集め、監督‌手続きの在り方を検討するAI作業部会を設置する大統領令について協議しているという。

ホ‌ワイトハウス当局者は、‌この報道について肯定も​否定もしなかった。「政策に関しては全て大統領から‌直接発表される。大統領令の可能性に関する議論は憶測に過ぎ‌ない」と述べた。

NYTに​よると、ホワイトハウスは新たなAIモ‌デルに対する正式な政府審査プロセスの導入を検討し⁠ているという。

同紙は、この動きの背景にはAI新興企業アンソロピックの新AIモデル「ミュトス」への懸念があると⁠みられるとしている。サイバー​セキュリティ‌ーの専門家は、同モデルが複雑なサイバー攻撃を飛躍的に強化する恐れがあると警告している。

今⁠回の動きは、不干渉路線を訴えてき⁠たトランプ氏にとって大きな方針転換となる。トラン⁠プ氏は昨年7月にAI行動計画を発表し、この重要な技術分野で中国に‌対す⁠る米国の優位性を維持するため、環境規制を​緩和し、同盟国向けのAI輸出を大幅に拡大する方針を示していた。