「こんな冬初めて」 北アルプス上高地、あまりに少ない雪 「異常」とベテランガイドも驚く事態
3/1(日) 11:31配信
信濃毎日新聞デジタル

上高地の田代池。冬の厳しさは感じられない
「こんなに雪のない冬の上高地は初めてだ」。今冬9日目の入山となった2月28日の北アルプス上高地は、登山歴50年を越えるベテランガイドが「異常」と口にするほど上高地の雪は少なかった。前回の入山から2週間、気温が高めで推移していたのを承知していても驚きを禁じ得なかった。
【写真】大正池から望む穂高連峰。雪は積もってはいるものの全体に黒く見える
大正池に氷なし
入山口の釜トンネル。午前6時の気温は5度。上高地も氷点下にはなっていない。大正池には全く氷がなく岸辺の土が露出していた。先週まで雪に覆われて滑り台となっていた河童橋の橋台もすっかり階段が見えている。
夏の山小屋、水不足も心配に
手元の映像を確認してみると、田代池に向かう歩道の雪の厚さは、昨年3月第2週の半分以下だ。暖かくて雪が少ないのは登山者にとって良いことのように思えますが、軟らかくなった雪は踏み抜きやすくなるし、小さいながらも雪崩も発生しています。これほどとなると雪解け水に頼る山小屋の夏場の水不足も心配です。
春山シーズン、情報収集しっかり
南岸低気圧の通過などでドカ雪がくる可能性はあるものの、異常な少雪が続くと、例年通りの登山計画が通用しない場面もでてきます。こういったときこそSNSなどを上手に活用したいものです。変化の激しい春山シーズン。情報収集を心がけて皆さんご安全に。
〈山行シリーズ「タカシが行く」〉