米国株15時、ダウ大幅反発し初の5万ドル台乗せ エヌビディアなど半導体が上昇
米国・欧州株概況
2026年2月7日 5:06
【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、15時現在は前日比1109ドル04セント高の5万0017ドル76セントと節目の5万ドルを超え、1月12日に付けた過去最高値(4万9590ドル)を上回って推移している。今週下げが目立っていたソフトウエア株の売りが一服したことなどで投資家心理が改善し、半導体株などを中心に押し目買いが広がった。
人工知能(AI)が業務用ソフトを代替するといった見方から前日にかけて速いペースで下落していたソフトウエア関連株の売りにいったん歯止めがかかった。今週は暗号資産(仮想通貨)相場の急落も投資家のリスク回避姿勢につながっていたが、6日は代表的な仮想通貨のビットコイン価格も持ち直した。
半導体関連の物色が活発になっている。ソフト関連銘柄から売りが波及するかたちで今週は半導体も軟調に推移する銘柄が多かった。アマゾン・ドット・コムやアルファベットが前日までに設備投資を大幅に積み増す計画を明らかにし、半導体や半導体製造装置の需要が拡大するとの見方が改めて意識された。
ダウ平均ではエヌビディアが7%あまり上昇している。ダウ平均の構成銘柄以外ではブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、ラムリサーチなどの上昇が目立つ。
米経済指標の改善も好感されている。ミシガン大学が6日に公表した2月の米消費者態度指数(速報値)が57.3と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(55.0)に反して上昇した。1年先の予想インフレ率は3.5%と前月(4.0%)から低下した。
5日発表の雇用関連指標が労働市場の停滞や失業増などを示したことで労働市場の先行き不透明感が再燃していた。過度の景気懸念が薄れるとともに「米連邦準備理事会(FRB)が利下げをしやすい環境にあると受け止められた」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があった。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではキャタピラーやスリーエム(3M)、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスの上げが目立つ。一方、アマゾンは7%前後下げている。5日夕発表の四半期決算で1株利益が市場予想に届かず、設備投資拡大も懸念された。ベライゾン・コミュニケーションズも安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、2%近く上昇している。テスラの上げが目立つ。ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズも高い。