米国株、ダウ反発し515ドル高 ISM製造業指数を好感 ナスダックも反発
米国・欧州株概況
2026年2月3日 6:49

【NQNニューヨーク=矢内純一】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前週末比515ドル19セント(1.05%)高の4万9407ドル66セントだった。同日発表の米経済指標が景気の底堅さを示したとの受け止めから景気敏感株や消費関連株に買いが広がった。前週末に急落した金への売りが一服したことも支えとなった。

2日発表の1月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は52.6と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(48.4)を上回った。1年ぶりに好不況の分かれ目とされる50を超えた。個別項目では新規受注や生産活動の改善が目立った。

2日のニューヨーク先物市場で金の中心限月(4月物)は1.9%下落した。不安定な値動きが続くものの、米東部時間2日未明に安値を付けた後は下げ幅を縮めた。代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインも似たような値動きを示した。金やビットコインへの売りが一服し、株式市場の投資家心理を支えた。

トランプ米大統領は2日のSNSへの投稿で、インドに対する相互関税を25%から18%に引き下げると明らかにした。インドのモディ首相がロシア産原油の購入停止に合意したためだと説明している。米国とインドの貿易摩擦への警戒が和らいだ。

2日のニューヨーク先物市場で原油先物(期近物)が4.7%下落した。トランプ氏がイランについて米国と真剣に対話していると述べたことなどが材料視された。市場では「米国とイランの緊張が緩和している」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との受け止めがあり、投資家のリスク回避の姿勢が和らいだ面があった。

ダウ平均の構成銘柄では、キャタピラーやウォルマート、アップルが上昇した。ビザやシスコシステムズも買われた。半面、2日朝に四半期決算を発表したウォルト・ディズニーの下落が目立った。エヌビディアとマイクロソフトも売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比130.291ポイント(0.55%)高の2万3592.107(速報値)だった。アナリストが目標株価を引き上げた半導体メモリーのサンディスクが大幅高となった。マイクロン・テクノロジーやインテルも上昇した。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比37.41ポイント(0.53%)高の6976.44だった。取引時間中には1月27日に付けた最高値(6978)を上回る場面があった。