米国株15時、ダウ大幅反発 トランプ氏が欧州への追加関税の見送りを表明
米国・欧州株概況
2026年1月22日 5:24
【NQNニューヨーク=矢内純一】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅反発し、15時現在は前日比767ドル03セント高の4万9255ドル62セントで推移している。米国によるデンマーク自治領グリーンランドの取得を巡って、トランプ米大統領が同日午後に欧州への追加関税を見送る考えを示し、株買いが入っている。
トランプ氏は21日に世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で演説し、グリーンランドの取得について「武力を使いたくないし、使うつもりもない」と述べた。デンマークに対して「即時の交渉」を呼びかけた。
トランプ氏は午後に自身のSNSへの投稿で、グリーンランドを巡って対立する欧州8カ国への追加関税を課さない考えを示した。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談し、グリーンランドを含む北極圏について協議する枠組みを作ることで一致したという。この投稿を受け、ダウ平均は上げ幅を広げた。
20日には欧米の対立への懸念から、株式と国債、ドルが同時に売られていた。21日は売りが一服し、米債券市場では長期金利が低下(債券価格は上昇)している。
ダウ平均の構成銘柄ではアムジェンやエヌビディア、キャタピラーが上昇している。アメリカン・エキスプレスとゴールドマン・サックスも高い。半面、マイクロソフトやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が下落している。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発している。マイクロン・テクノロジーやインテルといった半導体株に買いが入っている。半面、ネットフリックスが安い。20日夕に2025年10〜12月期決算とあわせて発表した26年1〜3月期の見通しが市場予想を下回り、売りが出ている。