東証大引け 日経平均、3日ぶり反発 825円高 半導体関連に買い
国内株概況
2025年10月15日 15:50
15日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比825円35銭(1.76%)高の4万7672円67銭だった。日経平均は前日に1200円あまり下落したとあって、自律反発狙いの買いが優勢だった。前日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ朝方は軟調だった値がさの半導体関連株が午後に強含んだことも相場を押し上げた。日経平均の上げ幅は一時900円を超えた。
日経平均は朝方こそ上値の重さが目立ったが、次第に騰勢を強めた。前日に国内の政局不安や米中対立の激化懸念を理由に先回りで株価指数先物を売っていた海外短期筋による買い戻しが活発になったようだ。
立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党の党首は15日16時から、近く召集する臨時国会で実施する首相指名選挙を巡り、会談する方向だ。立民の野田佳彦代表は野党候補の一本化に意欲をみせる。国民民主の玉木雄一郎代表を指名する可能性も排除しておらず、国内政局が流動化するとの警戒感はなお根強い。
ただフィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッドは「自民党の高市早苗総裁が首相になる可能性も残されている。情勢次第では新首相が解散・総選挙に踏み切ることも考えられる。『選挙は買い』という経験則もあり、当面は株高基調は崩れないとの見方が投資家心理を支えた」と話していた。
値がさの半導体関連株が午後に株価水準を切り上げたことも相場の押し上げ材料になった。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが15日発表した2025年7〜9月期の受注額が市場予想を上回るなど良好な内容だったと受け止められた。
足元では米グーグルをはじめとするハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)による人工知能(AI)投資の規模が拡大しており、ASMLの半導体製造装置の需要増につながったようだ。同業の東エレクやレーザーテクに買いが波及した。韓国サムスン電子が上場する韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)が最高値を更新するなど、アジア株が堅調だったことも日本株相場の追い風になった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は49.65ポイント(1.58%)高の3183.64だった。JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反発し、22.65ポイント(1.65%)高の1396.89で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆1831億円、売買高は20億5377万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1409。値下がりは179、横ばいは27だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やアドテスト、スクリンが高い。フジクラやTDK、ファストリが上昇した。日立や安川電、イオンが買われた。一方、リクルートやエムスリーが安い。ブリヂストンやアサヒ、高島屋が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕