東証大引け 日経平均は3日続落 米関税懸念根強く
国内株概況
2025年3月24日 16:03

24日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、終値は前週末比68円57銭(0.18%)安の3万7608円49銭となり、この日の安値で引けた。トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感を嫌気した売りに押された。個人投資家の配当取り狙いの買いが入ったことで日経平均は上昇する場面もみられた。

米ブルームバーグ通信は23日、米政府が4月2日の導入を準備している関税政策について、一部の国・地域は除外される見込みだと報じた。関税政策についてトランプ氏の発言がこれまでも二転三転し、導入直前に新たな内容が明らかになる可能性もあるとして様子見姿勢も強かった。

東海東京インテリジェンス・ラボの沢田遼太郎シニアアナリストは「日経平均が3万7000円割れとなった3月半ばの水準から日経平均は急速に上昇しており、きょうは戻り待ちの売りが出やすかった」と指摘。そのうえで「半導体関連の株価の戻りが鈍く、日経平均は3万8000円を超えて上昇するトレンドではなく、買い手控えムードが強まりやすかった」とみていた。

個人投資家の配当取り狙いの買いや21日の米株高は相場の支えとなった。21日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要株価指数が上昇して終えた。トランプ米大統領が4月2日に導入意向を示している貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」を巡り「柔軟性がある」と述べ、関税政策に対する市場の警戒感はいったん和らいだ。朝方には日経平均の上げ幅が160円を超える場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)は8営業日ぶりに反落した。終値は13.28ポイント(0.47%)安の2790.88だった。JPXプライム150指数は続落し、3.91ポイント(0.32%)安の1204.32で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆7894億円、売買高は16億5666万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1105。値上がりは476、横ばいは56だった。

アドテストやKDDI、ファナックが下げた。一方、住友不やリクルート、良品計画は上げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕