11月末の投信残高238兆円 3カ月ぶりに減少
投信ニュース
2024年12月9日 12:00
国内公募投資信託の11月末の純資産総額(残高)は、QUICK資産運用研究所の推計で238兆946億円となり、過去最高だった前月を5421億円下回った。減少は3カ月ぶり。国内株式に投資する大型の上場投資信託(ETF)の運用不振などが響いた。ファンド本数は前月から1本増の5800本と、1月以来10カ月ぶりに増加した。

内訳を見ると、ETFの残高が86兆4935億円と前月比で1兆2980億円減った。米ドルに対する円高進行などが輸出関連株の重荷となり、国内株式に投資する大型ETFの運用悪化が残高減少につながった。
一方、ETFを除く残高は前月比7558億円増の151兆6011億円と、2カ月連続で過去最高を更新した。追加型株式投信に推計で1兆円を超える資金が流入したことなどが寄与した。
(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)
投信ニュース
2024年12月9日 12:00
国内公募投資信託の11月末の純資産総額(残高)は、QUICK資産運用研究所の推計で238兆946億円となり、過去最高だった前月を5421億円下回った。減少は3カ月ぶり。国内株式に投資する大型の上場投資信託(ETF)の運用不振などが響いた。ファンド本数は前月から1本増の5800本と、1月以来10カ月ぶりに増加した。

内訳を見ると、ETFの残高が86兆4935億円と前月比で1兆2980億円減った。米ドルに対する円高進行などが輸出関連株の重荷となり、国内株式に投資する大型ETFの運用悪化が残高減少につながった。
一方、ETFを除く残高は前月比7558億円増の151兆6011億円と、2カ月連続で過去最高を更新した。追加型株式投信に推計で1兆円を超える資金が流入したことなどが寄与した。
(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)