東証大引け 小幅に3日続落、値がさの半導体関連に売り
国内株概況
2023年2月9日 15:41

9日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落し、前日比22円11銭(0.08%)安の2万7584円35銭で終えた。米利上げの早期停止観測が後退し、前日の米株式相場が下落した流れが波及した。下げ幅は一時180円を超えたが、好決算銘柄などには買いも入り、日経平均は次第に下げ幅を縮小。午後は上げに転じる場面もあった。

8日の米株式市場ではハイテク株の下落が目立ち、東京市場でも朝方から運用リスクを避ける動きが優勢だった。東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連銘柄に加え、エムスリーなどPER(株価収益率)が高いグロース(成長)株に売りが目立った。

売り一巡後は下げ渋った。米株価指数先物が日本時間9日昼の取引で堅調に推移したことや、中国・上海株や香港株の上昇が支援材料となった。NTTデータや住友鉱など決算発表を手がかりにした個別銘柄への買いも指数を支えた。2023年3月期(今期)の連結業績予想を据え置いたトヨタは、午後の決算発表後に小幅高となった。日経平均は大引け前に一時20円超上げた。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に5日続伸した。終値は前日比1.03ポイント(0.05%)高の1985.00だった。

東証プライムの売買代金は概算で2兆5791億円。売買高は10億4373万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は761と、全体の約4割にとどまった。値上がりは980銘柄、変わらずは95銘柄だった。

明治HDやヤマトHDは下落した。富士フイルムや三越伊勢丹も売られた。半面、クラレや帝人、大平金が上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕