米国株、ダウ4日続伸 停戦交渉の進展期待で
米国・欧州株概況2022年3月30日 5:10
【NQNニューヨーク=戸部実華】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比338ドル30セント高の3万5294ドル19セント(速報値)で終えた。ロシア国防省が29日、ウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小すると発表した。停戦交渉の進展を期待し、幅広い銘柄に買いが入った。米原油先物相場が続落し、ガソリン高が消費を冷やすとの懸念が和らいだことも株買いを後押しした。
ロシアとウクライナの交渉団は29日、トルコで停戦協議を再開した。今後も協議を継続する見通しという。ロシアの軍事活動縮小の発表とあわせ、停戦に向けて前進しているとの期待を誘った。
米原油先物相場は前日比7%安の1バレル98ドル台に下げる場面があった。インフレ懸念が後退し、消費関連株が買われやすかった。クレジットカードのビザやスポーツ用品のナイキが高い。航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など景気敏感株も総じて上げた。
ハイテク株も買われ、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやスマートフォンのアップルが高い。
原油安を受け、石油のシェブロンは売られた。資源高が業績の追い風となる建機のキャタピラーも下落した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比264.734ポイント高の1万4619.636(速報値)で終えた。