忘れないうちに感想を。。。
ランちゃん先輩の心拍の低下が心配で、帝王切開に決定すると
あれよあれよと準備が始まった。
それまでの誘発の点滴から、手術前用の点滴に変わり、着圧ソックスをはかされ、あそこの毛を剃られる。
医師からの説明をだんなと受ける。
手術なので、万が一のリスクを伝えられ
同意書のサイン。
この日は私含めて5件の帝王切開が入っており、どの時間帯に入るか不明。
しかも緊急ではなく準緊急ってことで、最初は午後にと言われていたけれど、
待っている間に再び心拍が低下し、早めてくれたのか昼過ぎすぐのオペとなった。
車イスでオペ室まで連れていってもらい、麻酔科のおじさんと看護師二人に挨拶。
産科からは赤ちゃんを処置する為に、顔馴染みの看護師さんも一緒に来てくれて心強かった。
手術台に登り、背中を丸めて麻酔を打つ。
2本目ぐらいで打たれた瞬間、片足のももの裏側がビクンッ！！と痺れるような痛みで、ドキドキ。
その後は麻酔の効きを濡れたコットンで拭かれながら「ここ冷たいですか？」と確認される。
麻酔も効き、酸素マスクをつけられ
手術スタート。
今日はいろいろ立て込んでいて、主治医がやってくれるか微妙だったところ
主治医に手術をしてもらうことができて、安心した。
手術が始まり
もう一人の医師が眼鏡をかけていて、その眼鏡に見てるところが反射してるような。。。
"赤いぞ…"
"こりゃ、私のお腹で、血だぞ…
"と気付いてからは
見たい好奇心と、気分悪くなるだろうから、見ちゃダメだ！と止める私の
せめぎ合い。
手術中は
気持ち悪くならないように
意識が飛ばないように
一生懸命ランちゃん先輩のことを考える。
痛くはないけど、引っ張られたり圧迫されたり、やはり変な感じが続くから。
ランちゃん先輩が出るときは、思いきりお腹を押されまくり、
押される度に「うっふぅ～」「うっふぅ～」とリズム良く声が出してしまい、ふざけてるんじゃないかと思われないかドキドキ。
しかも後半になって麻酔科のおじさんが耳元で「お腹押されるよ。」って言ってくれたが
"うん、もうとっくに押されてるよ…
"と心で返事。手術が始まって15分ぐらいで
主治医の「赤ちゃん出ます。」の言葉の後に、待ちに待ったランちゃん先輩の産声が！！！
ものすごい元気な声で驚くほど♪
看護師さんがランちゃん先輩を綺麗にして、顔の近くに連れてきてくれた。
「ありがとう！！やっと会えた～♡」と声をかけて、号泣。
その後は、まだいろいろと処置されているランちゃん先輩の泣き声を最高のBGMとして、意識をしっかりと持ち、その後の自分の処置をされる。
正直、生まれちゃえばもっと早くお腹を閉じて終わるものと思ったけれど、そんな簡単なもんじゃないよね。
ここからが、けっこう長かった。
号泣したこともあって、鼻も詰まり酸素マスクを口で呼吸し、口がカラカラ～
「このあと水分摂れないのに、このカラカラはまずくない？！」とかの気にする余裕はある。
そして
私のお腹を閉めてる間、医師たちの雑談スタート。誰々先生のシフトがどーとか。
ほんと、どーでもいい！！って感じ。
よく聞いたことあるけど、ほんとにどーでもいい雑談を手術中にするんだなぁと感心したわ。
これって患者に
ほ～ら、こんなこと話しちゃうぐらい、緊急性無いですから～！余裕ですから～！とリラックスさせるための、あえての作戦なのか!?
その間も、医師の眼鏡に反射してる様子が気になって仕方ないんだな、これが。
しまいには、時々見ちゃって
血の赤っぽい様子に、"まだ終わらなそうだな"とか、進行具合の判断に使ったわ。
そして
ランちゃん先輩が誕生してから50分ほどして、ようやく終了。
先生からは
「出血量がとても少なく、良い状態で終了しました。」と言っていただき、お礼を言う。
先に戻っていたランちゃん先輩は、だんなと母に撮影会をされていた♪
そこで再び対面♡
「あー、本当に産んだんだ！お母さんになったんだ～！」と更に実感した☆
思いもかけず、帝王切開での出産となり
本当に医療に頼れてなかったら
ランちゃん先輩と出会うことはできなかった。
妊娠から、切迫早産、出産とここまで来るのに
医師に
看護師さんに
助産師さんに
病院に
とことんお世話になり、感謝でいっぱい！！
そして
病気でもないのに切腹するという、貴重な経験をさせてもらえたことにも
ランちゃん先輩に感謝！！
どんなことがあっても
ランちゃん先輩を守り抜いて
立派な大人に育てるぞー！！！
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