本願寺月光蟲です。
日雇い派遣は今でも昔でも建築関係は建前上禁止なわけですが今でも募集してる。
国は見て見ぬふりという・・・また秋葉原の事件のような事が起きるよ?
日雇いに登録して4年も足かけでやってた時期があります。
日雇いの建築や肉体労働ってのは身体は別として色んな意味で厳しい反面、大学生なんかはとても良いバイトなのではないか?と思ったりする。
その当時大学生とよく一緒に現場に行ったけど「今日欲しいCDあるんですよ」とか「夜飲み会なんですよ」という大学生が結構いた。
だが、学生以外は必死に生きてて。
日給、良くて8千から9千。
普通だと7千円位。
そして税金も抜かれるし交通費込みだったりする。
手取りで6千円ちょっとで往復の交通費。
しかも日雇い派遣のシステムは非情なんですよね。
前の日に電話で仕事を予約するわけだけどこの電話開始が16時とかだった。
て、事は仕事してれば電話するのは早くて五時とかね・・・。
しかも前日の昼に「明日の仕事予約電話」というのをいれないといけない。
仕事の予約をしても仕事があるとは限らない。
予約先着順で埋めていくわけですが、電話は夜9時とかまで。
て、ことは昼休みに電話して尚且つ夕方電話。
前の日に仕事してない人も電話するわけで倍率が普通じゃない・・・・。
長くやると信用がついてくるので予約してれば仕事をとっておいてもらえたりもするけど電話ばかりするのは変わりがない。
そして仕事貰ってホッとして寝ると。
だが、日雇い派遣は毎日場所も仕事も違う。
仕事の当たりハズレの多さが半端ない。
当日、例えば仕事開始が8時とかだとする。
8時に開始なので7時に仕事付近の駅で派遣が集合。
だが、その前に時間を逆算して起きないといけないわけで、距離によっては早い時間に起きる事になる。
で、「家を出る時電話する」というのがあり・・・・。
寝坊対策なわけだけど、この時間から仕事気分になるわけ。
一時間も前に集合、その前に家出る時電話、集合したらリーダーとか1人の場合はまた事務所に電話
現場ついて挨拶して流れを聞いて仕事開始。
毎日毎日違う場所、起きる時間が違うのよね。
仕事終わって金が必要ならその場所から事務所に行くと。
金もらえる時間が20時まで。
残業あったら間に合わないし次の日の交通費やご飯代ないやつも多数。
次の日の仕事を貰えるか不安な上に、拘束時間が半端なく長い。
仕事の内容は「誰でもできる雑用」なわけだけど、仕事は多岐にわたる。
肉体労働ばかりだけど多少例外もある。
日雇い派遣の場合、ほんと当たりハズレがあるけど、基本的にどこにいっても初めてなわけで業界用語や仕事の流れがわからないわけだから本職や本職のバイトよりも身分が低い。
男の社会人の中では乞食の一個上のような気分になるわけ。
当たりの仕事もたまにあるのも問題でそこが「楽だ」と思わせるのも問題だったりする。
私が過去美味しかった仕事は、レントゲンの機械の搬入作業。
トラックからレントゲンの機械を出して、運ぶだけ。
現場の病院集合で、10分で終了。これでも8千円もらえた。
だがそんな美味しい仕事はそうそうない。
そもそも雇うほうも、人間として扱わない人ばかりで暴力も蔓延してたりする。
まあ雇う方の気持ちもわかるんですよね。
いきなり素人がきて手伝うわけだから。
事務所の引っ越し
運送手伝い
が基本なんだけど人気がないのは普通の引っ越しと土方手伝いと荷揚げ作業。
荷揚げってのは重いものを延々運ぶだけ。
あとは掃除、ガラス拭き、スーパーとかの倉庫手伝い。
色々やったけど、ほんと精神的にきつい。
明日の仕事がない恐怖や、先が見えない家賃のための貯金計画。
そして、やはり毎日違う場所違う人に会うため緊張感がすごい。
若かったので体力はなんとかなったが半端なく疲れた。
とにかく精神力が削られる。
あと「こんなこといつまでやんないといけないの?」という気持ちと「一生これか?」とか考える事が増えて行く。
そして何よりコンプレックスが過多になるんですよねえ。
一時的なものだと最初はみんな思うけど抜けれない人を多数みてきた。
ここで誤解があるんだけど、8千円とかもらってるなら一日二千円は貯金できるでしょ?という考え。
交通費は節約できないし、とにかく仕事中は喉がかわく。
水筒なんかあっても仕事中に抜けれないし公園も近くにあるわけないんだからなにげに水代が半端ない。
夕飯だけしか食べなかった時期なんだけど金なんか全然たまらないよ。
家賃安かったんだけどギリギリ。
仕事がないと計算が狂うし。
よく抜けれたなあと思う。
気軽だとか努力が足りないとか言うのは簡単だけど、努力して真面目に仕事したとこで一回はまると抜けれない。
足かけで四年登録してたけど毎日やってたのは半年位かなあ。
困った時だけという感じに戻った時には体力も落ちてて。
今の時代もっと過酷になってる気がする。
私が住んでる街の漫画喫茶を覗くと凄まじい光景をみることができる。
マクドナルドの深夜も凄い。
しかも早朝に散歩してその店の前を通ると皆店を出た瞬間に現場に向かうために電話をしている。
今漫画喫茶ですら贅沢になってるんではないかなあ?
自己責任というより行政の問題もはらんでる気がする。
しかも楽して金儲けとか犯罪だのできない、いわゆる真面目な性格な人が多いんだよね。
犯罪に手を染めないし女みたいに売るものもないわけだよ。
日雇いの連中は女の人を恨んでる人が多いんだよね。
この本は期間限定っぽい感じで働いてるルポ。
だから多少余裕を感じるんだよね。
アマゾンの書評をちらっとみたら「見下している」とか書いてあってびっくり。
そら普通の人ってか正社員の人なんか見下したりするでしょ・・・・。
現実が違うんだよね。
みんな下を見て安心するんだろうし。
一応リアルには書いてあると思うのでお勧めです。
今日から日雇い労働者になった 増田 明利 (著)

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)