本願寺月光蟲です。

うん。

マスターキートンって漫画があるんだけど再発してしばらく経ちます。
この漫画ほんと大好きなんですよね。



作者と漫画家が喧嘩だのなんだのでずっと再発がなかったが少し前にケリがついたらしく再発したと。

好きな話があって・・・・・。
「屋根の下の巴里」というお話。

主人公は考古学者な上に大学講師。そして保険調査員。経歴は軍隊上がり。
素晴らしい経歴だ。

主人公の大学時代の恩師のお話で、ラストはその恩師から教わった話を自分の生徒にするという話で。


主人公の恩師は、第二次世界大戦中のロンドンでナチスドイツの空襲時学校で生徒に教えていて空襲で学校はバラバラ。
瓦礫の上で、主人公の先生は集まった人に次の様に言っている。

「さあそれでは諸君授業をはじめよう、あと15分ある。敵の狙いは我々英国民の向上心をくじくことだ。そこで私達が学ぶことを放棄したら、それこそヒットラーの思うつぼだ。今こそ学び、この戦争のような殺し合い憎しみ合う人間の愚かな性を乗越え新たな文明を築くべきです。」

人はその意志さえあれば、いつでも学ぶことができる



と、主人公に授業をするわけです。

主人公は後に大学の講師になり、廃校が決まった学校で教鞭をとっていて、最後の授業で同じような事を言う。

「人間は一生、学び続けるべきです。人間には好奇心、知る喜びがある。肩書きや、出世して大臣になるために、学ぶのではないのです…では、なぜ学び続けるのでしょう?それが人間の使命だからです」




うん。
俺、そんな先生に会った事ないや。
でも、この漫画のこの台詞には感銘を覚えたのを学生時代に覚えていて読み直してもやはり素晴らしい出来です。

忙しかったり、仕事がうまくいかなかったり、そして人生に行き詰ったりするけど何だかんだで「知る喜び」というものが私にはありまして。
映画だったり本だったり音楽だったりと・・・・しかも人生に直接関係するわけではない。
でも地味に知識の積み重ねは人生を豊かにしてくれると思ってたりする。
人間、百科事典やパソコンにはなれないけれど。

私が死ぬ直前ボケていなければ、二つ思う事があるんだろうな。
「あ~、あの本(映画・音楽かも)読んでないや・・・」ってのと、
「看護婦さんその胸触りたいんだけど・・・」

と、思いながら死んでいくのかもしれない・・・・。

あれ?親族や奥さんの立場は?(笑)

いや、笑って欲しいじゃん・・・・「死ぬ直前までバカだったな」とかさ(笑)

読んでない本、観たい映画、聴きたい音楽がたまりまくっています。
そして新たに次から次へとそれが溜まっていく。

人間学ぶ喜び、忘れてる人が多い気がします。
私は忘れない暮らしをしていますが、今後どうなるかわからない。

知識というものは本当に快楽であり、豊かにしてくれると子供の頃から思っています。