今日の1冊 さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち 原田 曜平 (著) | おにぎりくんの感想部屋

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本願寺月光蟲です。

世代論というのはあてにならない部分が多々ありますが私は面白いと思ってるので興味深く世代論の本を読んだりしている。
生まれた年代が違うだけで色々と考え方が違う。

さとりってのはゆとり世代の事。
ようは冷めてるというか達観している世代という事みたいだ。

とにかくバブル世代が嫌いな私なんでその子供達であるゆとり世代にシンパシーを感じてしまう。
バブル世代より少し下の私はバブル世代のせいで恋愛がおかしくなった気がする。
バブル世代はとにかく女に甘いしなおかつ男も苦労したとかいっても就職やバイトに困った事がないわけ。

年が同じ女性を好きになったとこで年上にもってかれるパターンは今でも多いと思うが、私の世代は「金持ちになびく女」としてしかとれなかった時代があります。
まーみんながみんな金になびいたり年上男性とばかり恋してるわけでもないというのもわかるが。
バブル世代が私のタメの女におごるために年上に負けてなるものか、と思っていたが勝てるわけがない。
ようは当時「甲斐性が無い」わけで。
だがセックスと金ばかりで就職も引く手あまたな連中を先輩にもったためろくな事がなかった気がする。

今現在モンスターペアレントや淫行教師が問題になってるがみんなバブル世代という事。

その子供たちは不景気が当たり前な時代だし不景気が当たり前なためバブル世代はバカにみえるらしい。
金、車が男の象徴のバブル世代に対し「何でいい車のりたいの?」と思うみたいだが私世代もそう思ってた。
ゆとり世代の良いとこは何に対しても期待しない事だ。
其の反面傷つきたくない症候群みたいだ。
振られるのが嫌だから恋愛はしてくない、とか・・・・度胸ないみたい。
そして「がんばりすぎるのは痛い」と思っているらしい。
わからんでもないけど極端な気がするよね。

この本は対談形式の本で興味深い話が出てくる。

だが、この本の欠点が一つある。

出てくるゆとり世代もバブル世代のヤツもみんなエリートコースにいる連中ばかりだ。
このご時世ゆとり世代の極悪な奴は昔のヤンキーの比じゃないくらい凶暴な奴が多い。
そういうのは全く語られていないので片手落ちです。
サブタイトルの「盗んだバイクで走りださない若者たち」とあるが、この世代の凶暴な奴はバイクなんかこそこそのるどころか闇でカジノ強盗だの輪姦だのしているわけで。
女の貧乏人もビッチばかりのように思える。
親の義務をはたさず荒れる男や女を作ったのはバブル世代だ。
バイクなんか盗まないよなあ、今の悪は。
犯罪なんだし犯罪やるならもっと金になるような事する。
思春期特有の悪自慢をするのは後回しなわけで食べるだけでも精一杯なわけ。

この本はエリートコースばかりのやつの意見ばかり。

流し読み程度ならお勧めです。

今日の1冊 さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち 原田 曜平 (著)



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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない