ファッション業界に入っていないバンドTシャツ界隈の雑記 その2 | おにぎりくんの感想部屋

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本願寺月光蟲です。

前回の続きです。(前回はここ→ファッション業界に入っていないバンドTシャツ界隈の雑記 その1)


バンドTシャツを毎日のように検索している人は実は結構な数いると思われるが大手アパレルが手を出せないジャンルのため早い者勝ち状態が昔から続いている。
原宿だのに来ている修学旅行生や京都に来てる修学旅行生の中には「自由時間はバンドTシャツ観に行く」というヤツもいる(←私もそうでした)。

インターネットが普及してから便利になったと思う人は間違い。
インターネットを使った直販はなんといっても「プリントの状態がよくわからない」というのと「記事が薄いといやだ」というのもある。
だが結局のとこネットを使ったとこで店にないものはネットにすらない

そして、やはりコレが大事な事なんだがお店がネットに載せた瞬間注文が殺到するとわかっているものはネットには載らないで店に置くに決まっている
いまだに都会のほうが強いバンドTシャツ。
ネットの場合勿論送料がかかるわけで、東京だの大阪だのに住んでる場合は交通費だのなんだの考えてもやはり有利。
ちなみに・・・あまり声を大きくして言えないけど・・・・

ネットのバンドTシャツ、高いよ??

そこが通販専門じゃなくて店を経営してる場合、実はもっと安かったりする。
値段がたとえ同じでも常連になればかなりディスカウントしてくれる店もあります。

古着屋でも新しくアパレルを始めてバンドTシャツを置こうとしてもまず失敗する。
古着屋はバンドTシャツを置いてない店が多いのは商品管理が難解すぎるからだ(あとはTシャツの古着は気持ちが悪いし売れないというのもある)

売れてるバンドを置いてもだめ、デザインが良くてもダメ、ここがバンドTシャツの面白いとこなんです。
継続してバンドTシャツを買ってくれる人というのはいるのにアパレルが無視している以上隙間産業になっている。
この現状、ただの客としてもかなり厳しい。

色んな事情もわかるが、ここ近年ネットが普及してからのバンドTの高騰化の波はほんと酷い。
アマゾンが本気出してくれれば良いとも思うんだけども・・・・。

円高でも円安でも値段が変わらないのが客としては納得がいかない。
日本円で買えてなおかつ円高、円安で値段をつければいいのに日本市場のバンドTシャツはたえず高い。
一流ブランドのTシャツじゃあるまいし、「たかがTシャツでこの値段??」てのがとにかく多すぎるのだ・・・・。

原宿あたりで「おおおお、コレ安い」と思ってもパチもんだったりする。
パチもんTシャツ屋は権利を取ってないからこそ安いんだけど、デザイン同じならそっちでも良いという人が世の中大量にいるからこそ潰れないんだよね。

私は偽物は買わないけど結構な数の人がパチモンとわかってて買ってるわけでなく、大半は騙されている。
特に世界的に売れてるバンドのTシャツの70%がパチもん。
日本は海賊Tシャツの市場が出来上がってますね・・・・。
本物か偽物かわからない人が大半なんだよね。

悪い事言えばこれ、少しのお金があれば自分でもできちゃうという事。

バンドTシャツのアパレル業界での扱いもこれまた酷い。
某大手のユニク●なんかオフィシャルでオリジナルバンドTを作ったりしてるが「バンドT好きな人には見向きもされないデザイン」なのだよ・・・。

あとね、レディースの少なさ、そして女性が着れるバンドTも少なすぎなんだよね。

充分商売として成り立つ市場があるのに隙間産業的に開店した人たちが儲けてるこの構造。
大手が参入すれば実はユーザーも助かるし大手も実は小遣い稼ぎになるはずなのだけど・・・・・



暇なときにまだまだ続きます。
次回は権利の話