毎日最低でも15分は散歩しています。
毎日毎日歩いているのだけれど、街のメジャーチェンジはわかるもののマイナーチェンジや見落としてきたものを発見する事がよくあります。
長い間[歩く事]を日課にしてもう●●年。
大きな事はなくても実は小さい事が積み重なって年齢を重ねて経験を踏んでいるわけです。
そこで街から消えるものや消えていくものをなんとなく紹介。
その2 電話の権利買い取り屋
昔は散歩していると「電話の権利買います」という看板をよく見つけたり、電柱の勝手に貼られたポスターにもそんなのをよくみかけました。
お店というか、その商売を生業にしている人が結構いたように思いますがココ最近は携帯が当たり前になり電話の権利を持ってない人も増えた。
昔は電話線を引くのに8万位かかったわけで、その金がない人がいっぱいいたわけです。
進学や就職なりで部屋を借りるお金と電話の権利というものが頭の中にあって「たけえよ」と思ってた人もいっぱいいた。
これ、厳密には電話を使える権利?みたいなもので、買い取るというのと違うわけです。
回線使用料的な??
この電話の権利買い取りやってのは、電話が必要なくなった人が権利を欲しい人に売るわけです。
一人暮らししてたヤツが実家に帰る、そんなときに新しく一人暮らししたい人や新婚などに売るわけです。
ですが、やはり名義を書き換えるわけでそこに個人情報的なこわさもあるわけで、だからこそこういう商売があるわけです。
この商売、平成生まれの人や一人暮らしをしたことない人にはわからないかもだが、実は怪しくない。
いらなくなった電話の権利を売る(厳密には名義を変える)わけで、
電話いらなくなった人が3万でこの電話の権利買い取りやに売る→電話の権利買い取りやが電話の権利欲しい人に2万で売る(厳密には名義の書き換え)→ほんとは8万かかるのに2万円で権利が買えて電話が使える→電話の権利買い取る店は1万儲かる
という流れ。
問題はnttは最初に電話線をひくのに7,8万取ってるのにこの7,8万を返してくれないんだよ!!!!
これ、今思うとほんとおかしいんだよな。
7,8万かけて電話線ひいたのに必要なくなったらその金はかえってこないのはほんとシステムがおかしい。
だからこういう商売があったわけ。
先日この電話の買い取りやを久々にみつけた。

もう店はボロボロでやってるんだかやってないんだかわからない。
昔は色んなとこにあった電話の権利買い取り屋はめっきり見なくなった。
携帯電話・・・これも時代の流れ。
今固定電話の権利は凄まじく安くなりました。
昔、なんだったんだろう・・・・7,8万て・・・かえってこない権利金・・・・まさに殿様商売だったのだよね