今日の1冊 骨折映画館 田口史人/小林泰賢(著) | おにぎりくんの感想部屋

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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骨折映画館 感想。

骨折映画館 田口史人/小林泰賢(著)

高円寺の個性的なレコード屋・円盤 のミニコミ。

田口店主が骨折をし、店を長期休んだ時に「動くのも辛いから映画位しか暇つぶしができない」という理由で映画三昧。

田口さんは元々音楽関係では凄まじい知識量で独自の視点やこだわりを持っている。
だが、映画に関してはほとんど何も知らなかったそうだ(結構意外)。

だがさすが田口店主。
ただのレビューではない。
読んだ感想を映像を作ったり、独自の映画解釈をしている小林さんとの「感想のメール」をやりとり。
それが本になっている。

しかもこの本が読み応えあるのは、カルト映画なんか1本すら紹介していないところ。
最近はわざとカルト映画作ったり、カルト映画やB級映画を語る連中ばかりな中、あえて邦画の超名作ばかりにスポットをあてている。


戦後の文芸作品、時代劇等様々な名作の感想メール対談。

今この手の映画本というのは全く書店にもない。

映画初心者とはいえ上級者(笑)との感想対談はある意味あらたな映画の見方を教えてくれる、というか初心に帰る事ができると思います。

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