自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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放送禁止歌 感想

放送禁止歌 森 達也 (著)
よく放送禁止という言葉がメディアで語られる。
ユーチューブも「放送禁止」で検索するとかなりヒットする。
そしてバカな子供、自称サブカル・自称オタクほどそういうのを見たがるし聴きたがる。
その歌の時代背景、歌詞の意味などのバックボーン様々な理由で放送禁止なるイメージ。
この本は簡単にいうと「それ誰が指定してんの?」てな話だ。
驚くべき結果が森の取材でわかる。
実は放送禁止曲というものは存在しない。
だがテレビやラジオ局には「ランク」というものが存在している。
sなるべく使うな
aあんま好ましくない
とかランクわけされている。
でその基準ももちろん曖昧だ。
その「ランク付け」した紙というかデータも出所不明。
しかも、笑ったのが「この曲ダメだったんじゃね?」というテレビ局だののスタッフの思い込み。
はっきり言うと「めんどくさいクレームがきそうだな」ってだけの自主規制。
ようは放送禁止曲なんかないわけで、製作者の度胸がないだけ。
それだけ信念を持って番組を作るヤツがいないって事。
よく政治、原発などの問題で「メディアは嘘をついている」とか「捏造」だとか言う人がいますが、実は流しても構わないけど「うるせーやついるからなー」という感じになってるパターンが実はかなりある事も容易に想像つきます。
メディアに文句言えば言うほどメディアは自主規制するわけです。
政治・原発等の問題も同じ。騒いで「テレビは嘘ばかり」とか言う人こそメディアをダメにしてるって見方もできますね。
自分がクレーマーなんだよ、結局。そりゃスポンサーよりうざいよ。話し合いできないで一方的に言ってくるだろうしね。
この本、面白いです。
お勧め