今日の1冊 ネトゲ廃人 | おにぎりくんの感想部屋

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。


読んだ本の感想です。
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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ネトゲ廃人 感想

ネトゲ廃人
芦崎 治 (著)


ネットゲームは麻薬だ。
特にロールプレイングゲームが一番廃人度が高い。
「途中で抜けるとみんなに迷惑がかかる」
「自分がいないと職業のバランスがおかしくなる」
そして人間が集まれば人の噂、悪口、恋愛、それが村から街のようになっていく。
その街には次から次へと新しい人が入ってくる。
そこには様々な人間模様があるわけで、ゲーム内とは言っても確実に「リアル人間関係」なわけ。
顔が見れないからわがままやってたら誰も一緒に遊ばなくなるし、ゲーム内の待ち合わも「人間同士待ち合わせ」してるから行かないと信頼関係がなくなる。
ただ、仲が良くても連絡先を交換するまでには時間がかかる。だからこそ信頼関係がリアルよりも複雑になっている。

この本はネットゲーにはまる人々の生態をルポしているわけだが、「本になる」のは普通の人が少ないからだ、という事だ。

普通というのは「日常生活を破綻してない人」て事。

私も一時期廃人レベルで遊んでいたからこそわかるんだが、一部のユーザーは凄まじい。
この本に載ってる例はまだ甘いほうかもしれない。

ゲーム内が一つの街なわけで、そこには様々な人間模様がある。
噂話や悪口ならまだしも結局のとこ恋愛関係がやばい。
この本にもあるが、恋愛問題が一番多い。

チャットで毎日のように話をしてれば仲良くなるのは自然なんだが、ここに落とし穴。
ネットの場合「相手がどんな空気・どんな顔・どんなセンスかわからない」とこにあるわけだが、オンラインゲームの場合もっと飛びぬけている。
ネットでかわいいだとかかっこいいだとか思ってても、実際会えばキモい、ブス、話が合わなければ恋愛には行かないが、オンラインゲーの場合相手がキモくても不細工でも性格に難があっても、簡単に肉体関係が築ける。

それは、「その後も仲間ウチでゲームするから」という理由がでかい。
ようはいったん仲良くなると複数で遊ぶため、抜けにくい心理が働く。

不細工だろうとキモかろうと、「同じ目的をもつ同士」だから最初はわかりあえるのだ。
ま、普通にゲームしない人にしてみたら「同じ目的って・・・バカじゃないの?」と思うわけだが彼女、彼らにはそれがわからない。
そこから中毒になっていく。

この本には下にだらしない連中、会えばキモい、不細工、自分もゴミ部屋など面白い事例ばかりが書いてある。

ネットゲームに縁がない人は面白く読めるけども、オンラインゲームやってる人は「上には上がいる」という感想になりそうな本だ。


ゲームしない人にこそお勧めの本。

追記

ちなみに・・・・・




オンラインゲームばかりやってるヤツの9割は田舎モン




です。これはマジ(笑)