心理を知って、楽しむテレアポ -そして結果が出るー -2ページ目

心理を知って、楽しむテレアポ -そして結果が出るー

テレアポ営業が辛い人の、何かの一助になれば。

こんにちは、maruです。


もはや年単位の更新になってしまったこのブログですが、
意外にも読んでくれている人がいることを知り、
ちょっと嬉しくなって今書いています。


まったく更新していないのに
月に大体400~500人くらいの方が
訪問してくださっていました。


もちろん、すぐに閉じてしまう方もいるとは思いますが
中にはほとんどのページを読んでくれる方もいて
(今のアクセス解析って、すごく詳細まで分かるんですよ 笑)
何かの役に立てたのなら純粋に嬉しく思います。




-ちょっと近況-


さて、ちょっとだけ近況をお話しすると
僕は現在、アポインターとしての仕事はしていません。


それは、電話の仕事で得た知識や経験も踏まえて
人に「コミュニケーション」を教えたり
対人折衝について学んだりすることに
興味がシフトしたからです。


そして、過去書いた記事を見てもらえれば分かりますが
僕はほとんどテクニックについては書いてきませんでした。


なぜなら、現場で他人に営業を教えているときに学んだのですが、
テクニックだけを学んでもそれを生かせる人というのは
限られていたからです。




どうして、同じテクニックを教えても
すんなりできる人とできない人がいるのか?


それは、ありきたりな言葉で片付けてしまえば
「マインド」が違うから、ということになると考えています。


どちらかというと「マインド」というよりは
「生き方」とか「覚悟」っていう言葉の方が
僕の感覚としては近いのですが。


なので、僕は心理的なテクニックについては
相当に勉強・実践してきたので教えることは
できるのですが、教えたところでその人の役に立てるか
どうか、ずっと疑問だったのです。


実際、このブログでもっとも多く読まれているのが
トップアポインターの考え方」という記事でした。


テクニック要素ゼロ(笑)


一応テクニック的なことは書いているにも関わらず
この記事が多く必要とされているということは、
やはりテクニックより大事なものがあると
なんとなくでも気付かれている方が多いのだと思います。




-手っ取り早く結果を出したいですか?-


多くの人は、手っ取り早く成果を出そうとしたとき
まず技術を磨こうとします。


その向上心は評価すべきだと思うのですが
僕の経験上、それは遠回りになっていることが多いです。




僕の出会った人で3年間同じ商材のテレアポを
ひたすら続けていた男性がいました。


正社員だった彼は毎日毎日、
1日の始めに上司との面談・アドバイスを受け、
それ今日の仕事に生かすという日々でした。


努力家で上へ上へと目指すタイプの彼は
最初はまったくアポもとれなかったのですが
努力の結果、最高で300人中4位の成績を残しています。


それだけ毎日毎日やっていれば
簡単に成長するんじゃない?


と思う方もいるかもしれませんが
彼に聞くと、手ごたえを感じ始めたのは
8ヶ月後、だそうです。


それだけみっちりやっても8ヶ月かかるわけです。


しかも、同じように上司にフィードバックを受けていた
同期でも、彼のようにうまく成長しなかった人もいたとのこと。


結局彼は会社に嫌気が差し、3年後に会社を辞めましたが
今はどの商材をやっても売れる自信があると言っていました。
(実際、彼の実力は本物です)。


そして僕は偶然にも、彼と同じ会社で働いていて
あまり成果が出ていない人にも会ったことがあります。



ここまで書けば分かるかもしれませんが、2人の違いは明白でした。
会って、その人の営業を聞いた瞬間に分かりました。




もうひとつ、別の話をします。


かなり前なのですが、40歳くらいの主婦が
アルバイトで入ってきたことがあり、
その人はテレアポ未経験でした。


どちらかというと物静かで
落ち着いた雰囲気のある彼女は
最初のころはかなり苦戦していました。


入って1ヶ月後くらいでしょうか。
なかなかアポのとれない彼女に、
当時の上司がちょっとしたアドバイスをしました。


それは非常にざっくり言うと
「人のためにやっているのだから、自身を持たない方がおかしい」
という趣旨のアドバイスでした。


信じられないかもしれませんが
彼女はそのアドバイス後、一件もアポが取れないという日が
ほとんどなくなりました。


月によっては上位メンバーに入ったこともあるくらいで
彼女自身も頼られることが多くなり、驚くべき変わり様でした。









この2つの話を読んで、どう思われましたか?


個人的には、ここに上手くいく人とそうでない人の
決定的な違いの1つを示したつもりです。


なので、この文章を読んだだけでも
明日の仕事に活かせる方もいると思います。


そして、分からなかったとしても、なぜ僕が
テクニックに関してあまり言及しないかは
うっすら気付いて頂けたのではないでしょうか。




-教えてあげません-


とは言いませんが、
やはり小手先のテクニックを教えるというのは
僕の仕事ではないような気がずっとしていました。


それは、そういったテクニックを教えるのが
好きな人から学べば十分だと思います。


テクニックというのは、言わば「カーナビ」です。
そしてマインドは「エンジン」だと思っています。


カーナビは適切に使えば
目的地までの最短経路を示してくれる
とても有用なものです。


これも確かに大切。


けれど、そもそもエンジンが故障してたら
カーナビどころじゃないですよね。


よく見かける営業マンに
調子に乗っているときはすごく成果を出すんだけど
落ち込むと戻ってこれないような人がいます。


これは「エンジン」の問題だと思います。


3日に1回動かなくなる車とか嫌じゃないですか(笑)


でも、現実には一喜一憂してしまう人は多いですよね。


ここを安定させましょう、というのが僕の主張です。


カーナビの使い方を必死に学ぶよりも
エンジンをちゃんと動かせるようにした方が
目的地に着くのは絶対に早いと思っています。


さらに言えば、エンジンを動かすには燃料が必要です。


この燃料も、すぐに切れてしまう人が多いように思います。


僕のやりたいことは、エンジンの適切な動かし方と
この燃料の継ぎ足し方を教えることです。



それが本当に困っている人のためになると思うし
長期的な成功を望む人の役に立てると思っています。









ひさびさの記事の割には存外熱く書いてしまいましたが(笑)、
何かの参考になればと思います。




p.s.
苦しいときや辛いときに必要なのは
一時的な快楽や気を紛らわすことより
「誰かの役に立つ」を意識することです。


どんな小さな手助けでもよいので
ここが分かれば、必ず良いサイクルに入れます。