生まれたての私は自分の手のひらを眺めていた。
視力の弱い水の中、手のひらは白く発光し
周りには何十もの虹の層があって
握ったり返したりすると
虹たちが揺らめいてついてくる。
不思議できれいで面白くて
赤ちゃんの私は思わず感嘆の声を出す。
私を覗き込む大人たちの顔は見えなかったけれど
ふわっと三原色の光の粒が舞うのがわかる。
おそらく、顔をほころばせているのだろう。
そのまなざしは光を放つのだと知った。
ベビーベッドの柵から背伸びをした幼い兄が覗き込んでいる。
そのまなざしも光を放つけれど、三原色の青や緑が多いように感じる。
大人たちのまなざしは、愛しいものへ向けられた愛のまなざし。
その色は色の全種類がまんべなく光り、
兄のまなざしは愛情よりも、好奇心でいっぱいのまなざし。光の粒は若干青に偏る。
なるほど、と思う。
三色を持った光の粒は、角度によって見せる色が違って
まなざしに込められた感情や意識は粒の角度を変えるのだ。
だから、感情の周波数によって光子の色が違って見えるのだ。
何もない所をみてふわっと笑う赤ちゃんは、
想念や残像として残っている光子の色やゆらぎを見ているのかもしれない。
赤ちゃんの触覚は敏感で
手触り肌触りへの感度が鋭くなっている。
とろりとした水の中から
木でできた床へと寝転ぶ。
下から上へと流れるエネルギーにハッとする。
生きていたころの樹が、生えていた方向へ
今もエネルギーを流している。
すのこ状の木々が山を見せてきた。
枝葉は太陽に向けて仰ぐように伸ばし
心地よい深呼吸をしながら光を浴びる。
根っこから吸い上げた養分や水分が体内をかけめぐる喜び。
あなたはここでこんな風に育った樹だったのね。
切られて木材になって、床になったのだね。
・・・と話しかける。
床の木から喜びが流れ込んでくる。
ああ・・・
人間はなんて、プラチナチケットなんだろう。
木々は、切られて床板になってなお、
大人たちが赤ちゃんの私に注いだのと同じまなざしを、人間に注いでいる。
人間は木々に愛されている。
木材として人の役に立つことを
木々は喜びだと感じていた。
床の木を撫でながら
ありがとうと伝える。
伐採し、樹木としての命を終わらせたはずの人間に対してひたすら光を注いでくれる。
この地球で、人間として生まれただけでプラチナチケットだ。
すべてのものが人間の役に立つことを喜びとし
愛の光子を注いでくれている。
人間の感情だけが、いろんな色に変化する。
不安も、不満も、争いであっても…
人間が放つ光子の、オーロラのような色の変化を
愛しそうに、あらゆるものが眺めている。
怒っているときも不安に苛まれるときも悩み苦しむときも眠っているときも
ベビーベッドのなかの赤ちゃんの寝顔に注ぐようなまなざしを、常に向けられていると知ったら…あなたはどう生きる?
眠るあなたに
そっとおふとんをかけてくれるみたいに
あなたのしあわせが願われている。
…
11.1新月。
自分とゆっくり向き合いたいときにおとずれる
蒸気浴施設RYUT+M Kobeさんにて
https://ryutomkobe.com/
いつもの倍、4時間の蒸気浴コースをお願いして見えたビジョンです。
コンタクトを外してぼやけた視力で水風呂に潜って
自分の手を見て始まったビジョンと氣付き。
寝転んだすのこ状の床板からの愛。
衣食住、すべてにおいて自然素材のほうがいいのは
愛の想いが多いから、もらえる光子が濃厚だから…
かもしれません。
※冥王星が完全に移行する今月。現在Ryutoさんではエネルギー強めの作品を展示させていただいています。変革と守護と自己対峙を促す作品たちです。
行かれる方は蒸気浴とともに私の作品もじっくりながめて変性意識状態を感じてみてください😊
HELIX
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