考察:過去を断ち切れ | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

前回書いたように、
今は最終調整の時期。
過去問をクリアする時期。
過去をクリアーにする時期…。

ワタクシゴトを自分のためにつらつら書くので
完全スルーで結構です、
最後の新作オルゴナイト写真だけ見ていってくださいませ。

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祖父の葬儀で、私の向かいに並んだ祖父の実子たち…
つまり私の母と叔父と叔母は一切泣くことはなかった。

だろうな、

と私は思った。

晩年の祖父はひどかった。
酒を飲み、怒鳴って暴れて暴言を吐く。

理性を司る前頭葉の老化のせいなのか
もともとの性格なのか判断できない、
と医者に言われたと
母は吐き捨てるように言った。

「私は父親ではなく、年の離れた兄に養ってもらった。」

と母はよく言っていた。

人間関係がうまくいかず、職を転々としていたらしい祖父。
一家の主が定職につかず酒を飲みゴロゴロしている姿を、母は恥じ、憎んだ。

祖父はアーティストだった。

戦後の昭和、アーティストという職業で家族を養うなど、地に足のつかない戯言だった。
親族からは「道楽」とみなされ散々非難された。
自分を殺し、望まない仕事で家族を養う、
けれど殺しきれず漏れ出す…
それは光だったはずが、
罪悪感と欲求不満で方向を見失った。

祖父の心は荒廃していった。
酒を飲み、周囲を否定し、世の中を憎み、暴言を吐いた。

「そんな人物の創り出すアートに、心はない。」

母はそう言うけれど、幼い私は祖父の作品の繊細さに目を見張り、胸が高鳴った。

祖父はまるでダースベイダーだ。

皆が恐れ、避け、忌み嫌った。

けれど祖父の不幸な生い立ちを知れば、違う一面が見えてくる。
生まれた時代さえ違ったなら、最大限に才能を発揮できたかもしれないのに。

私は祖父の才能に密かに憧れを抱く、
カイロ・レンのようだ。

母は私がアートに興味を持つことに顔をしかめた。
まるで私がダークサイドへ堕ちるかのように。

私は怖れている。
祖父のように、アーティストとして生きることで家族を犠牲にするのではないかと。
才能が認められず心が荒廃し、周囲を傷つけるのではないかと。
暴言を吐き、暴れた激しい性格が、私の中にも存在することを。

私は、家族と己の魂の欲求の狭間で揺れる。

生まれたときの星の配置がすでに、
そう予言していると知った。

逃れられないのならば、バランスをとるしかない。
祖父はバランスをとる心の筋力がなかったのだ。

「あなたが始めたことを終わらせるために」

祖父に出来なかったことを私が成し遂げることは最大の供養になる、と言う人がいた。

私はその重荷を負荷としつつ心を鍛えねばならない。

いや、
「過去を断ち切れ」

私に響いたこのメッセージ通り
負荷などなく、祖父の過去など関係なく、
私は私を生きればいいと思う。

一方で、過去も含めて今の私だと、祖父の過去を受け入れようとも思う。

そこの狭間でも、私はシーソーのように揺れバランス点を探す。

狭間で揺れ、研磨され、
私の生み出すものが洗練されてゆくことを願う。

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それまでほとんど見たことがなかったのですが、たまたまテレビで見たスターウォーズ7(フォースの覚醒)に衝撃を受け、7~9を一気に見て、現実とのリンクに唖然としました。
祖父との関係だけでなく、息子との関係、親との関係、今の社会に対してもまた現実と重なるところが随所にあり、感情が入りまくり…

まぁ、一言で言うなら
ドはまりした
ってことですね。

スターウォーズシリーズは12才向けに創られているらしく、大人目線では確かにツッコミ所満載ですが、
実際にあった宇宙戦争の記憶を宇宙からダウンロードしたもの
だと聞いたこともあります。

「メッセージとして自分に何を伝えているのか」
という目で見ると誰しも共鳴する部分があるんじゃないかな。



フォース
=氣
=プラーナ
=オルゴンエネルギー


「あれ?あいつどこいった?」


「フッフッフ!気づいていない!」


「だーれだ!」「!!!」


見えなくなったのも
探しているのも
隠れているのも
目隠しされているのも
目隠ししているのも
すべて「自分」である。
という深~い意味があるとかないとか。笑