こわい、こわい、聞きたくない。
わたしは耳をふさいで布団に潜り込んだ。
今日もお隣から聞こえてくる。
窓を閉めても聞こえてくる。
ひろくんが怒鳴られている。
クラスでは乱暴者で先生を困らせているあのひろくんが
叱られて、泣いている。
泣いたらまたお母さんが怒鳴る。
ひろくんが泣き叫ぶ。
ガシャン!ドシン!ギャー!!
やめて、止めて、だれか、止めて!
・・・
「オレのお父さんなぁー、今、警察に捕まってるねん。」
いつもふんっと無視されるのに
エレベーターで2人になったとき
突然ひろくんが話かけてきた。
「え?なんで?」
「知らん!じゃあな!」
走っていくひろくんはいつも通りニヤニヤ笑っていたけど、なんとなく困ったような悲しい顔に見えた。
・・・
ひろくん、
いつもクラスで言ってるひどい言葉や、
手加減しない突き飛ばし方、
あれはひろくんがお家でされてることなの?
やめて、やめて、もうやめて!
ひろくんに怒鳴らないで!!
ひろくんのお父さんはまだ帰ってこないのだろうか。
わたしは毎晩、なかなか眠れない。
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MENTAL HEALTHシリーズはフィクションですので、小説感覚でお読みくださいね。
お母さんを癒すことを、どんなセラピーでも大切にしています。
命がかかってるときに叫ぶとしたら
「おかあさ~ん」でしょ?
「おとうさ~ん」とはドラマでも映画でも叫んでるの見たことないでしょ?
と、教えてもらったことがあります。
確かに~
それほどお母さんは子供にとって特別な存在。
それは誇らしいことであり
その分、責任や重圧も感じるかもしれません。
そんな責任感の強いほど、
子供を一番に考えてプレッシャーに押しつぶされ、
傷つくのは一番大切にしたかったはずの子供、という矛盾が生まれます。
あなたのために!が
あなたのせいで!になっちゃうのね。
自分を一番大切に。
癒しスタジアムin大阪に出てみて思いましたが
わりと親子連れが多いのです。
そして、お母さんが生き生きとして楽しそう!
ついつい子供優先にしちゃうお母さんが
自分のためにお買い物を楽しんで
自分のための出会いや会話を楽しめる
そんな場を提供することがかなり重要なんだと思いました。
10/28(日)癒しスタジアムin神戸も出展します。
という宣伝にうまいこと繋げて終わります(笑)
60番ブースでーす!