走馬灯のように
自分の人生を振り返ったことがあるでしょうか?
スピリチュアル的な作業にはつきものだと思いますが
私も多くの人々と同じように
やたら自分の過去が蘇える時期がありました。
お風呂に入るたびに
勝手に過去の映像が脳裏に浮かび
その時の感情を再体験しては涙を流し
当時は気付かなかった自分の心理と
登場人物の心の動きにはっと気付く…
勝手に映像が浮かばなくても
意図して自分を振り返れば
効果的かと思います。
何に効果的かって?
自分の今を生きるのに。
では、新作オルゴナイトと内包した結晶たちを詩とともにご紹介。
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「結晶」
欲しくて欲しくて
たまらなかった
あの結晶が
いとも簡単に
今 手に入る
方法を知らなかっただけ
手に入れるのが難しいのだと
思い込んでいただけ
今も手にした感動はある
けれどかつて
喉から手が出るほど
切望し
神に祈るほど
欲しいと願った
あのころの私に
今ではたくさんあるうちの
ひとつを手渡したなら
過去の私の感動は
いかほどだろうか
胸の高鳴りに飛び跳ねて
喜びに涙を流すかもしれない
特別な宝箱の中の
特別な宝物となり
眺めてはうっとりと
何時間も過ごすだろう
あのころの
私の思い込みは
私の感動を生み出した
思い込みのない今では
味わい難い
胸の高鳴り
羨ましいと思う
そして過去の私は
結晶を簡単に手に入れる
未来の私を羨むだろう
感動と
胸の高鳴り
飛び跳ねるほどの喜びは
月日とともに凝縮し
結晶となってこの手にある
私は結晶を覗き込み
うっとりと何時間も過ごすだろう
私の今はここにある