生まれたものは死へ向かう。
それは確定事項。
じゃあ生まれてから死ぬまでに何をするかは自由意志なのか。
それとも
自由意志などなく、ビッグバンが起きた時から粒子の動きはビリヤードの玉のように決まった道筋をたどるだけなのか。
・・・
むむ?コムズカシイって?
時々そんな面倒くせぇことに思いを馳せますが
ゴチャゴチャ理論を考えるより、
絵に描いたほうが理解できるときがあります。
絵の世界は自分の世界。
自分だけの完全なる世界。
創造主は自分。
そこでは自分が神となる。
ってこれ↑
草場さんに言われた言葉を詩的にアレンジしたんですけどね。
このタイル画の世界では
タイルの面積が世界であり生であり有であります。
タイルの外側は虚であり死であり無です。
タイル画の中で神となった私はこの世界では「6」を特別な数字に決めました。
確定事項として「6」をベースにパーツを配置し曼荼羅模様は6の倍数。
で、色を選んで水に溶く。
ここまでは神(私)の采配。
中心から色水を流して流れが創る模様を楽しみました。
どんな模様になるか神(私)も知らない。
これぞこの絵の世界での自由意志!?
でも、色水の流れにも秩序があります。
ブノア・マンデルブロさんが海岸線の形に秩序を見つけて数式にしたように…
もっと大きな(もしくは小さな)レベルではちゃんと秩序があってどうなるか決まっている。
複雑すぎて神(私)には予測がつかないだけでね。
というわけで、私たちが生きるこの世界もタイル画と同じだとすると、
この世界には秩序がありどうなるかはもうすべて決まっている。
けれど秩序のレベルが大小様々であるために自由だと感じ楽しむ余地がある。
これが私の結論です。
ま、選択のたび生まれるパラレルワールド的な話は置いといて。
あらかじめ決まっているならあれこれ悩んだり迷ったり後悔する必要はないし
過去に悩んだり迷ったり後悔したならそれはそれでそうすることが決まっていたんだなー
と思えば心が軽くなる…と思いませんか!?
「あるがまま」とか
「流れに乗る」とか
そういうメッセージも腑に落ちるな、と。
テーマの数字を変えたブルーをあと2枚。
レッド&イエローを各3枚制作する予定。
『創世記』でも、神はこの世界を創って「良し」と満足し祝福し愛でていましたよね?
この世界は神の作品。
地球を見渡せば納得です。
実験と遊び心が満載で、
ワクワクしながら創られた、
お気に入りの愛されている作品だなぁ、と。
創作意欲にまかせて創った別作品、つまり別世界もわんさかあるでしょうねー。
別の神々の創ったまったくテイストの違う世界もあったりねー。
このタイル画も遊び心満載でして
ちょっとした仕掛けがあるのですがご紹介はまたの機会に。