石灰龍の謎解き vol.2 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

〈石灰龍の謎解き vol.1からのつづき〉

 

私は花火のように、中心から放射状に24個の粒子になった。

 

石灰龍は何かを教えようとしているんだろう。

 

再び中心に集まり、今度は6個にパンっと分かれた。

 

もう一度中心に集まる。

 

次は、3個。

 

数が少ないほど一つ一つの粒子が大きい。

 

・・・質量保存の法則が働いているんだな。

 

そう思った。

 

中心に集まったときの塊と、数個に分かれたときの総量、体積も、重さも、きっと同じだ。

 

それに気づいたあと、また中心に集まり、今度は

ぱあああっと細かい粒子になった。

 

もう、何個に分かれたのか分からない。

 

どくどく脈打つように、中心に集まっては放射される。

 

放射のたびに粒子が細かくなっていく。

 

やがて細かい粒子の集まりが、全体で1つの個として感じられるようになる。

 

粒子の集まりが、個である自分になる。

 

「この感覚を、知ってるやろ」

 

・・・ああ、知ってる。小さいころ、熱が出ると必ず見た夢の中で、私は粒子の塊だった・・・

 

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〈発熱時にいつも見た夢〉

 

全体的に砂漠色。無機質で無音の空間。

大きな立体がゴロゴロ転がっている。

 

私はそこで、”師匠”と共にいる。

私も”師匠”も、人間ではない。

細かい、微弱に震える粒子の塊だ。

TVの砂嵐を球状に取り出してきたような。

目も口も耳もない、だけど見えるし、”師匠”と会話もできる。

 

「来るぞ」

『ヤツ』が来る。緊張が走る。

私と”師匠”は、『ヤツ』を食い止める使命だ。

静かな世界に、不快な騒音とともに『ヤツ』が現れる。

 

 

恐ろしい。恐怖で鼓動が高鳴る。

下り坂を、ゆっくり『ヤツ』が転げ落ちる。

オイルまみれの機械くずのよう。

『ヤツ』は悪意の塊だ。

落としてはいけない。止めなくては。

でも足がすくんで動けない。

 

『ヤツ』の目の前に”師匠”が立ちはだかる。

「あぶないっ!!」

”師匠”が『ヤツ』に巻き込まれた。

”師匠”の体は散り散りになって『ヤツ』に絡みついた。

 

 

「うあぁぁぁ!!!」

私は悲しみと恐怖と絶望と怒りで絶叫する。

『ヤツ』は”師匠”を巻き込んだまま下界へ向かう。

 

ふいに、『ヤツ』の機械くずの隙間から、

散り散りになった”師匠”の一部が私に笑いかける。

「大丈夫。」

散り散りでも”師匠”は存在している。

一瞬で私の絶望と恐怖が溶ける。

”師匠”はそのまま雲の下に『ヤツ』もろとも落ちてゆく・・・

 

 
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私はこの夢を何度も見ましたが、
人間ではない自分の説明ができず親にも友達にも話せませんでした。
大人になってから、ヒプノ・チャネリング・ホメオパシーの先生にそれぞれ話してみましたが
この夢が何を意味しているのか、見いだせた人はいません。
意味は未だに分かりません。
ただの夢とも思えません。
みなさんどう思います!?
(何度か絵に描こうとしましたがうまく描けないのでコラージュで作ってみました)
 
初めて龍を見たときも発熱後だったので、
私はもともと熱が出るとどこかに回線がつながる体質なのかもしれません。
 
この夢を、小学3年生の時、白昼夢でも一度見ています。
ショッピンモールの柱の飾り鏡が向かいの柱の鏡と合わせ鏡になっているのを見つけ、
奥の、奥の、一番奥はどこなんだろう・・・
と覗き込んだときに一番奥からこの夢が始まりました。
 
「合わせ鏡」・・・この表現、のちのち出てきます。

 

 

そういや、「夜の龍」でも、龍自身が粒子の集まりになって

ぱぁっと散るのを見ました。

別の次元に行くときにそう見えるんだろうか・・・

 

そして龍は「玉」から再生しました。

それ以来、私は龍の持つ玉は「再生装置」もしくは「異空間からの扉」だと思っています。

 

龍から「玉を授かる」というのは、

 

「いつでも呼んでね」と、携帯渡される

もしくは

「いつでも来るから」と、どこでもドアを渡される

そんな感じかな、と思っています。

 

 

※ただしどこでもドアは一方通行。

こっちからあっちは行けません。

「扉」の龍も、扉はまだくぐれないと言ってましたからね。

肉体を持った人間はまだくぐれないんでしょう。

 

さてこの「自分が粒子になる」体験ですが、

一つのものが細かい粒子になって散り散りになるってのは

宇宙の始まりもそうですね。

もとはひとつ。

ワンネスってやつ?

 

そして粒子には終わりはなかった。

散り散りでも存在は消えないし、もとの一つに戻れるし、別の粒子に変化するし。

 

あ、これ、魂のしくみかな?

 

 

「Relations:GIFT」でちらっと書きましたが、『前世』とは混ざった絵の具から一つの色を取り出すようなもの。

自分だけじゃない段階があるんですよね、混ざった魂を共有していて、同じ色・・・同じ前世を取り出すこともある。

みんながその破片を持ってる感じ?

「前世がスサノオ」「前世が○○姫」って人をやたら見かけるのもそのせいです。

いまの自分に一番必要なものを取り出している。

スサノオと〇〇姫の意識やエネルギーがいまの世の中に必要とされているのでしょう。

 

もとはひと塊。

今は散り散りになった粒子・・・

 

(余談ですが前世が知りたい方は人に見てもらうより自分で見るほうが断然いいです。100倍ぐらい情報量が多いです。1000倍ぐらい理解が深まります。10000倍ぐらい次のステージへ進むスピードが速まります。大げさかしら?興味がある方にはお見せしますよ!)

 

 

粒子であるときに(波でないときに)質量(エネルギー)は保存される。

散ったときの粒子の数にも意味があるように思いましたが

細かい数が分かりませんでした。

まだ、私のレベルでは受け取れない情報なんでしょう。

 

 

「光は粒子であり、波である」

アインシュタインの発想は物理界にとって目からウロコ、大きな衝撃と影響を与えました。

 

どちらか、ではなくどちらも。

 

光と闇

陰と陽

善と悪

正と負

男と女

全と個

肉体と魂

 

 

どちらか、ではなくどちらも!!

 

すべてにおいてこれが当てはまるんじゃないかと、

私、前にもどこかで書いたような・・・

 

いきなりなぜアインシュタイン?って思いました?

 

粒子になった私はこの後、波の世界を垣間見るのです。

 

つづく。