「夜の龍」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

 

昨日は新月だったんですね。

 

どうりで。

 

どうりで!!

 
予告では関西弁を喋る龍のつづき
でしたが、なんかすごいの見たんで
すごい勢いで描き上げました。
仕事休みでよかった。
固定用スプレー切らしてて慌て
買いに行きました。
描きたてホヤホヤを、
予定を変更して紹介します。
 
イメージが長かったので
文章もちょっと長めです。
 
新月・満月前は予告しないでおこう・・・。
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 
久しぶりにお天気龍に出会った。
 
・・・普段どこにおるん?
 
「前も見たやろ。」
 
するとお天気龍がいた石畳から
景色が広がっていった。
 
細く長い石の階段の先には鳥居、
小さなお社、岩山をえぐったような祠・・・
 
・・・ああ、見たことある。
 
それ以上会話が続かなかった。
何か聞きたいなぁと思っていると、
 
「空でも飛ぶか。」
 
一気に夜空に舞い上がった。
私を空中に置いて、さらに龍は上昇した。
 
「夜はこうやってんねん。」
 
ふだんぐるぐる巻いていることの多い龍が
気持ちよさそうに体を伸ばして上昇している。
 
いぶし銀の体が夜の闇に染まったように
漆黒に光って、たてがみは赤をメインにした
虹色に波打って、それはそれは素敵だった。
 
龍は自由に泳ぐかのように楽し気だ。
 
・・・あ、玉を持ってるんちゃう?
 
私は他の人が描く絵や神社の像のように
龍が玉を持っている姿をそれまで見たことがなかった。
 
龍の持つ玉に集中すると、
片手で持っていた玉が
だんだん抱えるほど大きくなった。
 
透明な玉の中でちゃぷんと水が
揺れたように見えた。
 
中身を見たい!さらに集中すると、
玉はさらに大きくなり・・・
 
玉の中から同じ龍が飛び出してきた!
 
 
さっき玉を持っていたほうは?
と思って見ると、龍を形作っていた粒子が
さぁっと散らばるように、消えていった。
 
・・・え!?どういうこと???
 
「今お前の脳裏に浮かんだやろ。」
 
龍は面白そうに笑って視線を移した。
視線の先には・・・
 
たくさんの龍!!!
夜空を楽し気に飛ぶ、夜の色に染まった漆黒の龍たち。
その背中には、1匹に1人づつ、子供が乗っていた。
2~5歳ぐらいの子供たち。
どの龍も、どの子供も、楽し気に笑って目を輝かせていた。
 
 
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↑この龍は↓この龍と同じです。
 
 
龍が見える人たちは、
「紅龍に会った」「銀龍が来た」って
ブログにアッサリ書いてますけど、
私は悩むんです・・・
赤茶、エンジ色、濃橙、薄橙を見た
ことあるけどぜんぶ「紅龍」でいいの?
私が白龍って呼んでるやつを
銀龍っていう人もいて、確かに白銀
だけどそうなるといぶし銀のお天気龍は
どうなるんだろ、とかね。
いぶし銀は夜会うと黒龍だったしね。
 
だからもう分類はどうでもいいや。
 
私の理解では、この子供たちは
生まれながらに龍のサポートがあり
眠っている間に英才教育されてんじゃないかと・・・。
龍も子供たちも、この世界に存在すること、
つまり生きることが楽しくって仕方ないって感じでした。
 
この子たちが大人になったとき、
世界の価値観がガラッと変わるんじゃないかな。
 
玉から龍が出てきたとき
私の脳裏によぎったのは・・・
 
別次元の存在である龍が
この3次元の世界に存在するには
3次元の法則に従わないといけない。
3次元の法則では、存在するものはすべて崩壊へと向かう。
「秩序」で紹介した、エントロピーの増大の法則です。
 
生物は細胞レベルでの崩壊と再生を繰り返すことで
個体としての存在を継続させています。
 
カンタンに言うと・・・
 
人は生まれてから死ぬまでの時間を
細胞を生まれ死にさせることで
時間かせぎしてるの。
 
地球上の生物はそれを意識して
やってはいないけどね、
龍は意識してそれをやったんじゃないか、
と思ったわけです。
 
あくまで私の見解ですが。
 
次回こそ関西弁を喋る龍のつづき載せます。