想像することに伴い、様々な感情が生起することがある。
それは、実際に体験した際に生じる感情とは違うかもしれないが、

そのギャップを楽しむことも出来る。


例えば、コンドームを購入したとして。

いざ装着したら、それがキラーコンドームであったとして。
男性器が食いちぎられることを想像してみる。

漠然とした不安とキラーコンドームに対する恐怖が起こる。
それを去勢不安というならば、フロイトはあながち間違っていないかもしれないな。


例えば、朝起きたら自分が虫になっていたとして。

どうやっても、自分がその虫であると家族に伝わらないとして。
家族にりんごをぶつけられて、それが原因で死んだことを想像してみる。

どうやったら自分だとわかってもらえるだろうか。
いや、決して伝わらないかもしれないな。
所詮は虫だし。

そんな時、とても悲しい気持ちに苛まれる。


例えば、ゆで卵をポクポク食べているとして。

自分の爪の間から、女性器特有の匂いがするとして。
なぜその匂いがするかに思いを馳せることを想像してみる。

何ともいえない興奮と、自分のイカレ具合に思わず笑みがこぼれる。
それだけで丼3杯はいけるかもな。


想像力は感情を豊かにしてくれる。
乾ききった心には、想像力への扉を開けてみるのもよい。


[今回の参考文献]


変身/カフカ

¥340

Amazon.co.jp


キラーコンドーム/ウド・ザメール
¥11,000
Amazon.co.jp
ゆで卵/辺見 庸
¥500
Amazon.co.jp